これまた万能な鉢たちが登場。取り分け派にも。
関口さんが今回の展示で意識したという「定番としてずっと残っていけるようなシンプルで汎用性の高いうつわ」というテーマ。新たに作ってくださったこの八寸鉢や同じくらいの容量の楕円鉢は、まさにそのテーマにふさわしいシンプルさ。たっぷり2~3人分のおかずやサラダ、パスタなどを山盛りに盛っても格好のつく美しいカーブで開いており、用途に合わせて使い分けることができます。
八寸浅鉢は黒緑、白釉、ローズパープル、若草の4色。このくらいの大きさがあると、一人前ずつパスタやカレーなどを盛っても余白を大きくゆったり美しく使うこともでき、取り分けにも、銘々盛りにも両方使うことができますよね。
盛りつけやすい楕円鉢は上の白釉、黄(黄土色)、若草の3色。山盛りのサラダでおもてなしにも華やかな印象です。パスタにもいいですよね。
そして、今回またまた色バリエーションも豊富に作ってくださったのがはじめの八寸鉢をそのまま小さくしたような6寸鉢。これがまた、かなりのマルチプレイヤーなのです。
万能スープ皿ではないですが、おかずやサラダ、スープやシチューも行けちゃう。この大きさはさすがにおかずと付け合わせ、というわけにはいきませんが4.5寸小鉢が副菜中心になってしまうのに対し、6寸あればメインのおかずも十分。たっぷり盛り付けてもまだ余裕があり美しく使えます。
上から見ていると上品に少ししか盛っていないように見えますが、しっかり一人前以上の量を盛っています。少し外側に反った縁のアーチがお料理のキワを映えさせ、とてもくっきり色鮮やかに見せてくれます。この6寸鉢、今回お色は5色。どの色もお料理が映える合わせやすい色です。
ひとりひとり銘々におかずを盛りつける派も、大皿に盛って取り分け派にも、お料理によって臨機応変に使い分けていただけそうな懐の深い鉢。おうちのスタイルによって6寸、8寸、はたまた楕円と選んでいただけたらと思います。
取り分け派には取り皿におすすめの6寸、7寸のリム皿もいろいろ届いていて「取り皿も同じ雰囲気で欲しい」という人の要望にまで応えてくれています。万能スープ皿がそのまま浅くなったようなリム皿。これはつい、揃えたくなってしまいますね。
ほかにも人数分揃えたくなるような美しい色のリム皿が6寸、7寸と2サイズで数色ずつ。どこまでもわたしたちを悩ませてくる関口さんです(笑)。
いつも同じお皿ばかりを使ってしまう、もしくは何かを食べる時、例えばケーキやお料理にパンを添える時ちょうどいいお皿がない、など困った時のシチュエーションを思い出してその理想のサイズを考えてみてもらえると選びやすいかもしれません。
カタログ的な感じで今回の展示の見どころをご紹介していますが、実はまだまだご紹介しきれていないうつわたちが沢山あるのです。いずれも使いやすいサイズ感、形のものばかりです。これからも随時作品を追加して掲載させていただきますのでどうか最後までお付き合いくださいませ。
関口憲孝さんのオンラインページはコチラ。次回は小さめの小鉢や小皿、耐熱土鍋などの作品を追加の予定です。お楽しみに!