壷田家のお豆観。


『豆まめしく』では主に耐熱土鍋、土瓶、オーブンウエア、などを出展してくださった壷田亜矢さん、和宏さん。宮崎県西臼杵郡高千穂町に移住して自ら家を建て、窯を築き、大自然の中で3人のお子さんと暮らしています(現在はお二人と一緒に)。このHPの記事でも一度その個性的で人間味あふれる作風についてご紹介しましたが、まさに”生きている”という表現がぴったりの型にはまらない自由さが魅力です。その魅力はうつわだけでなく調理道具たちにも同じ。お豆料理がテーマと決まった途端、このお二人のことを忘れるわけにはいきませんでした。お豆のアヒージョをはじめていただいたのが、壷田家での食事でだったからです。上の写真のスキレット、亜矢さんの作品ですがぎっしりつまっているのは紫花豆、キノコ、タコ。「へえ、お豆をアヒージョにするんだ!」という新鮮さとそのあまりの美味しさに心底驚きました。そして、アヒージョ鍋と呼ばれるものがどうしてみな底が浅く、小ぶりなのかも同時に理解できました。実際に見てみるまでは「こんな小さくて浅い耐熱皿、何に使うんだろう?」と不思議に思っていたからです。アヒージョは一列ひらりとならべないと上手く火が通らないのですね。小ぶりでもびっしり詰めると十分な量ができるし、詰めないとオイルを使い過ぎてしまうのです。お子さんたちと一緒に一ヶ月ほどスペインで暮らしたことのある壷田さんご一家。魚介に限らず色々な具材がパエリアやアヒージョにされているのを現地で食べてきているからか、和宏さんが学生時代にスペイン料理店で働いたことがあるからか、ご家庭でも頻繁にメニューに登場するのだそう。土間づくりのダイニングにはご友人であるチェコのアーティスト、イエルカさんの薪ストーブが据えられていました。パンも焼けるオーブンやストーブ上で毎日自分たちの土鍋や耐熱皿を使い、無駄なく熱源を利用していました。もう、キャリアが違うよ、という貫禄でお豆料理が並んでいるのです。実際和宏さんのアンケートにも、自宅で並ぶお豆料理は”そのまま湯がいたり煎ったり擂ったり固めたり絡めたり…思いつくメニューになんでも出てきます”と書かれていましたね。DMに使うことになった白花豆とジャガイモ、鱈のスープはその日の翌朝和宏さんが作ってくれた白花豆と稚鯛のスープにインスピレーションを得て作ったメニューでした。そんな亜矢さん、和宏さんのお豆観、気になりますよね?

<<壷田亜矢さんのお豆観>>
質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :ずんだ餅

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :ハリーラ(モロッコのスープ)

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :育ちは愛知ですが、生の落花生を五目煮にした豆料理が何故かやみつきになる美味しさ!

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :”ずんだ餅”は母の実家が宮城県の山奥で、お盆にはいつもずんだ餅をみんなで作って食べました。”ハリーラ”は、日本で言えば味噌汁みたいなもので、ガルバンゾー(ひよこ豆)とトマト、ショートパスタのスープです。むか〜し、モロッコのラマダンの時期に行ってしまって、モロッコ人はお日様が沈むと一斉にハリーラをいただいていました。「ハリーラ、べニーナ!」(未だに唯一喋れるモロッコ語「ハリーラ、美味しい!」の意)

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :マメではありません

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
           :どうしたら…とかマメに考えたりしません。
質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてください。
           :豆は食べるのも、眺めるのも、植えて育てるのも好きです。でもマメじゃないのでいけません。本当に遅なりました。ごめんなさい。だってマメじゃないし…

<<壷田和宏さんのお豆観>>
質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :いま待ち遠しいのは、えんどう豆、そら豆のポタージュです。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :料理ではないですが紫花豆のあの色と大きさが頭から離れません。花豆は育つのに冷涼な気候を好むらしくて、私たちの住む五カ所高原は紫花豆の産地です。こちらでは祖母山豆と呼ばれています。九州に来て初めて出会ったときは驚きました。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :そのまま湯がいたり煎ったり擂ったり固めたり絡めたり、天ぷら、かき揚げ、カレー、和えもの、お汁、豆腐、コロッケ、酢のもの、サラダにしたりと我が家では思いつくメニューになんでも出てきます。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :小学4年生の頃、同級生のまーちゃん家に遊びにいった時に、まーちゃんが裏の畑でスナックえんどうを採ってきて、それをササっとフライパンで作ってくれた醤油炒めです。なんだかカッコよくてとても美味しかったです。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか?
           :部分的にマメですがかなりつぶれたマメだと思います。




亜矢さん、和宏さん、ありがとうございました!会場で「お二人の作風、なんとなく似ているんですけどどうやって見分けるんですか?」と聞かれました。亜矢さんいわく「土鍋でも蓋がついとるのは和宏くん、蓋がないのがワタシです。蓋つくるの面倒だから…」とのこと(笑)。亜矢さんとズボラ対決したらママろば盛り上がれそうです。和宏さんの土鍋、亜矢さんの耐熱ウエアは店頭でもOnlineでも本当にお問い合わせが多く、毎回早い者勝ちになってしまってどうしたらよいものかと悩んでいました。「Onlineに登場するのを待っていると欲しいモノが売り切れている」「店頭で見ようと思って来てみたらネットで完売していた」と双方から「次回入荷はいつですか?」とせまられ、考えた末今回会期後半で追加納品となった分に関しては店頭、Online同時販売という策を試験的にとってみました。結果としては店頭には販売時間前から見に来てくださる、Onlineでは販売開始時間にアクセスが集中して不具合が起きる…など色々問題点が。なんだか煽るような形になってしまっても困るし、どうにか皆さんに平等に見てもらえないか…。難しい問題ですが模索し続けて改善策を練りたいと思います。今回お求めいただけなかった方、次はもっとじっくり見て頂けるよう頑張りますので、気長にお待ちいただければありがたいです。

壷田和宏さんのページはコチラ
壷田亜矢さんのページはコチラ
*写真は上から「紫花豆といろいろキノコ、タコのアヒージョ」亜矢さん片手スキレット鍋、和宏さん焼き締めまめ土鍋、亜矢さんすり鉢/耐熱ココット(右下は関口憲孝さんルリ釉小鉢)、亜矢さん両手パエリア鍋、「ほろ苦野菜と大福豆のサラダ」和宏さん白磁焼締めサラダ鉢、和宏さん飴釉土鍋。

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