高田谷将宏さんのお豆観。

刷毛目がカッコイイこの鉢。愛知県常滑市で独立してちょうど10年になります、と話す高田谷将宏さんの作です。どの作品も男っぽく渋めの色合い、シルエットも勢いがあります。毎日日替わりで出していたお豆のスープ。緑色のこのポタージュを誰のうつわで撮影しようか、と相談していたときにパパろばがこのうつわを手にとったとき「まさか」と驚きました。「え~ポタージュだよ。それはないんじゃない?」でも盛り付けてみてびっくり。緑が映える!あまり洋風、和風と先入観にとらわれると面白いマリア―ジュには出会えないなあと反省した出来事でした。携帯はガラケだしメールはパソコンでしか見れないし、そのメールも滅多にチェックしないから…とアンケートの回答が遅れたことを詫びる高田谷さんとはお電話でインタビューにお答えいただきました。直接お話ししてみると、パパろばが話していたほど無口と言う印象はありません。そういえば、仲よくしているという木工の宮下敬史さんも「え~?高田谷君、けっこうお喋りですよ」と言っていたっけ。『やっぱり、ごはん党』のとき「男は黙って…」だなんて彼のことを紹介してしまいましたが、もっと近づいてみないとだめかもしれませんね(笑)。

そんな事情で、他のかたと回答の形態がちょっと違ってしまっていますが、実は無口じゃないかも高田谷将宏さん(以下T)、のお豆観を、完全にお喋りなママろば(以下M)が聞いてみた様子をそのままご紹介しましょう。

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
    T  :枝豆、ですかね。
       M :わ、なんかいきなり”らしい”お答えですね。ビールに最高ですもんね。
    T  :いや、枝豆は育ててるんで。
    M :え?家庭菜園やってるんですか?
    T  :といっても枝豆くらいですけどね。ほら、枝豆って一番違いが出るしお得感あるじゃないですか。あとはトマトくらいです。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
       T  :とうもろこしって、豆ですか?
       M :え?とうもろこし?え、豆じゃないんじゃないですか?
    T  :…ほかに何も浮かばないなあ。
    M :じゃあとうもろこしでもいいです。
    T  :とうもろこしのスープですね。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
     T  :やっぱりさっきの枝豆、ですかね。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
   T  :コーンポタージュなんですけど、生のとうもろこしから作った、ちゃんと裏漉ししたポタージュを生まれて初めて食べたんです。それがものすごく美味しくて、すごい覚えてます。
      M :奥様(高田谷さんは昨年ご結婚されています)に作ってもらったのですか?
      T  :いや、違います。うつわを作り始めてはじめて個展をやったとき、その会場でフードも出していてその時飲んだんです。自分だけの初の展覧会というシチュエーションもあったし、あの味は一生忘れないだろうな。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
      T  :マメではありません。うつわに関してはマメですが。

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
      T  :整理整頓が全く駄目です。散らかっている方が落ち着きますね。でもまあそれも独身時代の話ですけど。今はやってもらっちゃってるから。洗濯とかも独身のときはとにかくためちゃって、いつも同じ服着てたりしてました。今でも残っているダメな点といえば、毎日ちゃんと身体を洗えないところですかね。
      M :え?身体を洗えないんですか?
      T  :どうも面倒くさくなっちゃってね、今日はここだけでいいや、とか。
      M :ああ、そういう意味ですね。よかった。なんか誤解を生んじゃいそうな回答なんで。よっぽどの欠陥人間みたいじゃないですか。「早く人間になりたい~」みたいな。
      T  :いやいや、僕なんてほんと欠陥人間そのものですよ。ダメです。

質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてみてください。
      T  :あ、マメってこととは違うかもしれないですけど時間にだけは正確です。みんで集まったりすると大抵一番に来てます。
      M :それは本当に素晴らしいことです。全然欠陥人間じゃないですよ。時間に正確だということは人間の美点の中でもかなりレベルの高いポイントだと思います。わたし、大抵最後に到着しますから。それも30分以上遅れてとか。
      T  :いや~それはすごいですね。逆に僕なんて30分以上先に着いちゃっていることの方が多いかな。

高田谷さん、ありがとうございました。そういえば企画展がある度、高田谷さんは納品をお願いした日にピタリと作品を送って下さいます。ああ、今年こそ時間を守れる人間になりたい。早くまっとうな人間になりた~い。

高田谷将宏さんのうつわはコチラ
*写真は上から「手亡豆と菜の花のポタージュ」リム刷毛目鉢 、「大福豆のアイリッシュシチュー」リム粉引鉢、「レンズ豆のスープ」白磁5寸深鉢

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