パッションフルーツのよう!エキゾチックな香りのスコールにひたすら圧倒されます。

パッションフルーツ、グレープフルーツ、ライム…もう何と形容してよいのかわからないほど魅惑的でエキゾチックな、そして爆発的に広がる圧倒的な爽快感は、山椒とも、胡椒とも違う…まったく新たなカテゴリーのスパイスに出会ってしまいました。もちろん、そんなことをやっちゃうのは、マリチャです。先日のロッソ・スクーロ・ディアマンテの謎の赤いダイヤに引き続き、こちらも赤い実がはじけています。目にも美しい、ティムールペッパー。ネパールのタライ地域にある熱帯雨林に住んでいる民族が栽培していたものです。マリチャのジャンニ・フラージ氏がこの胡椒(ペッパーと呼ばれていますが山椒に非常に近いです)に出会い、その驚くべき芳香に衝撃を受けイタリアに輸入しはじめたもの。日本ではあまり一般的ではないですが、フランスのパティスリー界ではかなり以前から話題となっており、超人気メゾンからこのティムールペッパーをアクセントに使ったムースや焼き菓子が出てきていたようです。ワタクシままろば、これを見てあっ!と思いだしたのですが、去年uf-fuさんの紅茶セミナーをろばの家で行った際、岸本恵理子さんに特別に作って頂いたケーキに添えられていたのもこのティムールペッパーでした。でも、その時以上の衝撃を今日、このマリチャのティムールを開封した時に受けてしまいました。もう、ろばの家中に広がっています、その香り。

一番近いのはパッションフルーツ。グレープフルーツやライム、仏手柑など様々な柑橘系の香りと、マンゴーやパパイヤの熟れた香りに混じって、青いパパイヤのようにかすかなグリーンノート。もう、あまりにも良い香りで、そのままルームフレグランスにしたいくらい!これはお菓子にも使いたくなりますよね。それでちょっと、官能的な香りがあるんです。いかにも熱帯という雰囲気のくぐもった香りで、それがパッションフルーツを思わせるのでしょうね。イタリアから戻ったばかりでふらりと立ち寄った西田シェフ(近くつくばにGigiというオステリアをオープン予定!)が「わ!なんだこれ!すげ~いい匂い!!これ絶対、蒸した白身魚とかエビとかに合いそう!」と大喜び。パパろばと3人で「でもさ、山椒に近いといってもマーボー豆腐に入れる感じじゃないよね」「それならもっと辛い方がいいもんね~」「単純に、たまごかけご飯にガリガリッと挽いてかけても美味しそう!」「わ、それやばいね。やまつの山椒でも相当美味しいもんね」「ウチでよくやる鶏手羽のナンプラー煮」なんかにかけてもイケるんじゃない?」「それ絶対旨いに決まってるでしょ」とまあ、次々出るわ出るわ、沸いて出てくるティムール料理のアイディア!そのくらい、なんだかそそられる香りなんです。エスニック料理には間違いなくばっちりハマるよね、とまたまたやってしまいました、ラープ丼。かけちゃいましたとも、たっぷりと。

あ、ちなみに皆さんに「ラープ丼って何ですか?」と皆さんに聞かれちゃうのでこの場を借りてご説明しておきますね。実はワタクシたちもよく知らないのです。それなのに、この夏もう何十回と食べているのです。ゴーヤでやったり、玉ねぎを白、赤混ぜてやったり。だいたい、ラープとは何か、どこの国の料理なのかも知らずにただ真似して作ってみただけだったんです。そもそものはじまりは土鍋でご飯を美味しく炊くために買った『お米やま家のまんぷぐごはん』という本に載っていたラープ丼の写真があまりに美味しそうで真似して作ってみただけだったのですが、もう一度作ってみたらドハマリで、しかもおっそろしく手早くできるスピードメニューで作り置きできて職場に持って行けちゃうため、リピートリピートで。。。今回『やっぱり、ごはん党』のウエルカム小むすびも「毎日おにぎりじゃあなあ」と若干飽きてきて、ふと「わたしたちがお昼に持ってきたラープ、小どんぶりで出してみちゃう?」だなんてゴーヤのラープ丼を出したら案外好評で。その日フェイスブックに写真を載せたら、驚くべきことにお電話で「ラープ丼って何ですか?なんだかとても美味しそうで…」とお問い合わせまで来てしまい…。「そっちですか?」とあらぬ方向で評判を呼んでしまいちょっと戸惑いながらも、まあ本当に美味しいもんね~と今日も今日とてラープ丼です。

その時のフェイスブックの写真がコレです。

ラープとはラオスで非常にポピュラーな料理で、ラオスの影響を強く受けたタイ北東部でもよく作られる肉類を使っサラダの一種だということを後で調べて知りました。魚醤とライムで味付けされるのが特徴なようです。お米農家やまざきさんの本のレシピは鶏ひき肉でしたが、魚でも、他のお肉でも作られるようです。一度やまざきさんとバッタリ会って「毎日作ってます!」と話したら「鶏ひき肉の代わりにささみを自分で刻んでもとっても美味しくできますよ」と教えて頂きました。これはやってみなくちゃ!まあ、単純に言えばニンニクで香りづけした油にひき肉を入れて、そこに玉ねぎのスライスを入れて軽く炒めたところにたっぷりのライムの絞り汁(なければレモン汁やビネガーでも)と魚醤をあわせたもので味をつけ、そこにゴーヤ(塩をふっておく)なり空芯菜なり、冷蔵庫にある緑の野菜を食べやすい大きさに切ったものを生のまま和えてしまう。炒めたお肉と玉ねぎの熱で他の生のお野菜をしんなりさせるぐらいの感じです。仕上げにスライス玉ねぎを生のまま混ぜ込むのがポイントで、これがシャッキリ美味しいのです。赤玉ねぎだとよりそれっぽいし、パクチーやミントをたっぷりかけて食べるとかなりアジアンな感じでよいですが、なくても十分ご飯が進みます。作り方は、かなりアレンジしてしまっているので原本とは違うかもしれませんが、まあ、大方そんな感じです。とにかく5分でできちゃいます。野菜を炒め続けたりしないから。朝の忙しい時間でもできてしまうので、これとご飯だけ持って出勤、という日がこのレシピに出会って以来何日あったことか。。。そして今日は、さらにグレードアップ!!この、ティムールペッパー、最高にラープに合うのです。

簡単にミルで挽けるし、包丁でたたいても香りが豊かで、お料理の仕上げに使うと一気に世界が変わりますよ。果物のコンポートやジャムに入れたり、チャイにプラスしたりもいいよね、と西田さん。おやつに西田さんからいただいたローマで大人気のBonciの田舎パンのスライスにロビオラというフレッシュチーズを塗り、そこにオリーブオイルとこのティムールペッパーを載せてみたのですが…fine del mondo! …この世の終わりだわ。昇天、という言葉が似合いそうな楽園の香りです。ああ、天罰が下りそう。

Marichaのページはコチラです。大反響をいただいた謎の赤いダイヤモンド=ロッソ・スクーロ・ディアマンテも再度入荷してきましたよ!スモーキーでバシッときまる味わいは、今までトップを走っていたネ・ビアンコの座も奪ってしまいそうな勢いです。欠品していた定番ネーロもやっと届いたそうです!

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