お菓子のために存在しているかのような軽やかさ。自由に組み合わせて。

たった今焼き上がったかのような出来立て感。このタルトの下にあるお砂糖のように真っ白なお皿は、渡辺隆之さんの作品です。齧ったらサクっと音がしそう。

こんなにもお菓子が似合うお皿、ほかにあるかしら?というほど軽やか。普段のおかずに使うのにはためらわれてしまうような質感も、お菓子を載せるとこんなにも溶け込んで、お皿が背景にあることさえ忘れてしまいそう。

お菓子という存在それ自体が持つ高揚感、非日常感、はかなさ、可憐さ、華やかさ、そのすべてに合致してしまう、渡辺さんのひらりとしたお皿やカップ。

甘くて美味しくて、ただでさえ嬉しいお菓子の特別感を、さらに盛り上げてくれます。

銀彩の小皿にバラのお砂糖漬けを散らしただけで、こんなにも美しい情景が。崩してしまうのがもったいないほどです。銀彩のお皿、何に使うか想像がつかないという方もいるようですが、ケーキやお菓子を載せた時の特別感は別格。他の色にはない贅沢な気分を味わうことができます。

磨いて光沢のある銀彩の、映りこむ感じも素敵ですが、マットに仕上げてある銀彩も独特の雰囲気があって良いですよ。下の2枚の画像一枚目の手前がマットな仕上げの銀彩、2枚目の手前が磨いたものです。銀と同じように酸化してくすんでくるので、アンティークの銀製品のような経年変化が楽しめますが、磨き直すとまたピカピカになります。



冒頭のタルトを載せたお皿をはじめ、真っ白なシリーズは今回はじめて届いた色。光沢のないマットな質感のものも、しっかり釉薬がかかっているので意外と色は染みにくく、気軽に使えます。


白はどんな色にも合わせられますが、意外と使ってみて欲しいのは明るいグレー。焼き菓子の色がとても映えるのです。



そして、渡辺さんのカップとお皿は、組み合わせるのも楽しいのです。以前ご紹介したようにカレーをカップに何種類か入れて、お米やお野菜をプレートにという使い方もナチュラルな質感にとても合っていましたが、お茶やコーヒーにお菓子を添えて出すとき、大きなプレートにゆったり盛りつけてみたり、楕円の小ぶりのお皿にコンパクトにまとめたりと、状況に合わせて好きに組み合わせられるのもいい。


小皿を茶托のように使ってもいいし、他のうつわと組み合わせたっていい。とても自由なんです。用途も、色合わせも気の向くまま、好きなように使ってみて欲しい。今回届いた鉢がお抹茶を点てるのにもちょうどよいサイズで、手に取った感じもしっくりきます。お抹茶椀として作られているわけではないのですが、とてもお茶を点て易い形なのです。実際にお抹茶用に買われた方がいらっしゃいましたが、こんな風に自分の好きなうつわで楽しめるなら、お茶がもっと身近な存在になるのになあと思いました。


軽やかで、自由で、何より、心地よくて。
渡辺隆之さんの作品と楽しむ『おやつの時間』。きっととても心が満たされる、充実したひと時になるのでしょうね。

まだ一度も渡辺さんの作品に触れたことがない、という方はぜひひとつ前の記事もご覧ください。「入門編」ともいえる、カップについてご紹介しております。

◎渡辺隆之さんの作品はコチラからご覧いただけます。

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