カレーが主役のエスニックな食卓『Spicy Summer Curry&Beer』は7/12から7/29まで。


いよいよ夏も本気を出してきましたね。ジットリとうだるような暑さを吹き飛ばす『Spicy Summer Curry&Beer』~カレーが主役のエスニックな食卓~の展示が、いよいよ明日からはじまります。スパイスは日本語で香辛料、薬味などと書くことからも想像がつく通り、風味をよくするためだけでなくその殺菌力や消化・発汗促進、食欲促進などさまざまな薬効のため、そして暑い国々においては何より食品の保存性を高めるために古代から利用されてきたもの。暑くなると無性にカレーが食べたくなるのは理にかなっているのです。体力も免疫力も気力も落ち、食欲不振に陥ってしまいがちな夏を乗り切るためにはスパイスを効果的に使いこなしたいもの。そしてエスニックなお料理には、思いっきり個性的なうつわもが似合います。カレー皿やプレート、サラダボール、ビアタンブラーなどテーブルのアクセントにもなるうつわの中からお気に入りを見つけたら、もっと気分が盛り上がりそう。今回作品を届けてくださるのは岐阜県土岐市から大江憲一さん、茨城県笠間からKeicondoさん、高知県高知市から 長野大輔さん、 石川県の輪島から松本かおるさん。松本かおるさんはろばの家の企画展初登場です。それぞれにパーソナリティーがよくよく現れた魅力的な作品ばかりです。テーブルで皿数が少なくなりがちなエスニックメニューだからこそ、いつもとはちょっと違った雰囲気で食卓を演出してみてはいかがでしょう?明るい色合いのうつわや大きく迫力のあるプレートなど、テーブルにもピリリとひねりを効かせてスパイシーな夏を楽しみましょう。

とはいえ、スパイスにお話を戻せばカレーを作る時以外なかなか手に取る機会が少なく、小瓶で買っても棚の中でどんどん古くなり鄙びた香りになってしまうこともしばしば。クミンやコリアンダーなど比較的ポピュラーなものならまだしも、何年前からあるのだろう?と首をひねりたくなるスパイスも皆さんお持ちなのでは?七味や山椒などの日本のお薬味もそうですが、乾燥スパイスは鮮度が命。風味が新鮮なうちに使い切れるよう、もっと気軽にスパイスを使えるお料理のレパートリーを増やしたいですよね。今回はご縁があって素敵なゲストを迎えることができました。お一人目はスリランカからご自身で輸入する極上のシナモンを使った大人気のシナモンロール専門店「CEYLON」を営む森麻里子さん。世界有数の紅茶の産地でもあり、伝統的医学アーユルヴェーダの思想が根付くスリランカの地は、海に囲まれた肥沃な大地を讃える楽園のような島国。新鮮な魚介類やたっぷりのお野菜をスパイスやハーブでシンプルに調理するスリランカの家庭料理は身体にも優しく、日本料理とも通じる要素が多くあります。13日のワークショップ『スリランカの家庭料理を学んで装って食べちゃうSpicy Plateの会』(受付終了)では、森さんにスリランカの食文化に関するお話も聞きながら現地でライスとともに朝昼晩食べられている代表的なスパイス料理4品ほどを作り、調理のコツやスパイスの上手な使い方をレクチャーしていただきます。森さんは青年海外協力隊でパティシエ・講師としてスリランカで生活するうちにスパイスの奥深さと現地の豊かな暮らしに魅了され、帰国後CEYLONをオープン。現在も頻繁にスリランカを訪れながら、その独特で豊かな文化を紹介する活動を続けています。まだまだ日本では知られていないスリランカの魅力、たっぷりうかがってみたいですね。ちなみに下の美しすぎるスリランカの画像は全て、麻里子さんからお借りした物。ママろばはこの画像だけでももう、行ったこともないスリランカに魅せられてしまいました。

そしてお二人目は、知る人ぞ知る喜多見の名ジビエ料理店『beet eat』店主で狩猟家でもある竹林久仁子さん。実はわたくしママろば、出来すぎ君ことSabadiのシモーネと、同じくシチリアからArianna Occhipintiアリアンナ・オッキピンティという、当店でも扱うグロッサリーの先鋭生産者が来日したイベントでお店の存在を知りました。彼女が撃ったエゾシカのローストを食べた瞬間のシモーネとアリアンナの唖然とする顔が忘れられません。「こんな鹿は生まれて初めて!」とジビエ料理の本場ヨーロッパに暮らし、のみならず世界中の星付リストランテで食事をする機会も多い二人に、そこまでの衝撃を与えたことに素直に驚きました。けれど確かにその鹿を頬張れば、二人の驚きようは一発で理解できてしまう説得力でした。しかるべく扱われた野生のお肉というものは、こうまで優しい味わいなのかと。そして食べた後の軽さ。真に美味しいものは身体に負担をかけないということの証明でした。そしてそのことに気づいてしまうとどうしても、飼育された食肉の限界を見ずにはいられませんでした。狩猟家、などと書くとなんだかイカツイ印象ですが、竹林さんは小柄で笑顔の似合う、とっても気さくな方。当初ケータリングだけをお願いしようかと考えていたのですが、あまりにもお話が面白いのでいっそ料理だけでなく彼女のお人柄まで一緒に楽しめるような会にした方がよいのでは?と思い直しました。カウンターに5人も座ればいっぱい、というほど小さな空間『beet eat』。狭いカウンター越しに往ったり来たりしている久仁子さんの世界観をつくばで再現してしまおう、という企みです。彼女の見事なスパイス使いは圧巻!22日の『狩猟家がつくるジビエカレープレートとビールを楽しむ会』(受付終了)ではインドや周辺国など旅先で出会った味、狩猟を通して培われた独自の視点など興味深いお話を聞きながら、ジビエカレーやスパイス料理のプレートを一緒にいただきます。驚くほど後味が軽いオリジナルのお料理にクラフトビールや自然派ワインを合わせて、beet eatという小宇宙に身をゆだねてしまいましょう…ってなんだかご紹介の仕方が大がかりですね。インドがからむとどうしても宇宙という単語を持ちだしたくなってしまう…なぜだろう(笑)?

そして、お料理がテーマとなってはろばの家で食べものがからまないなどとは考えられません!お二人にお願いして、特別にカレー&スパイス料理をご用意することにしました。いずれも数量限定となっておりますので、どうしても食べてみたい!と言う方は事前のご予約をお勧めします。うつわもお料理も、欲張って。文字通り人生のスパイスとなるような、刺激的な出逢いの場をご提供できるとよいのですが。ご来店をお待ちいたしております。


CEYLONさん監修 スリランカカレーセット販売
7/14(土),15(日)12:00~ スリランカ弁当(1名様分1000円)販売。数量限定。
CEYLON森さんがレシピ監修。スリランカ家庭料理を盛り合わせた、現地風にランチシートで包んだランチパック形式のお弁当です。土日とも同じ内容となります(写真はイメージです。実際のお弁当とは内容が異なります)。

 

『beet eat』オリジナル・ジビエカレー弁当販売
7/20(金)・7/21(土)12:00~ ジビエカレー弁当(1名様分2000円)販売。数量限定。
beet eat竹林さんによるお弁当を販売します。ジビエカレーとスパイスの効いたお惣菜を盛り合わせたお弁当です。金土とも同じ内容となります(写真はイメージです。実際のお弁当とは内容が異なります)。
*DMでは19日(金)となっておりますが、20日(金)の間違いでした。


色彩の鮮やかさがあまりにも違う、スリランカの風景。楽園。本当にその言葉がしっくりときてしまいます。


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