出汁いらず。お助け調味料「しこの露」は無敵の旨味です。


『ろばの家の定番展』、はじまりました。同時開催『ろばの家の定番調味料』と題してろばのウチの食卓に欠かせない調味料や食材のご紹介もしております。ご試食を用意して実際にその味わいを試していただく、ただそれだけのことなのですが何が楽しいって、特集するにあたってさらに新しい定番レシピが生まれることなのです。毎日ご試食を用意していると普段食べているお決まりのメニューだけでは自分たちが物足りなくなり、つい新しい組み合わせを試してしまう。『豆まめしく』のお豆料理1000本ノックではないですが、今回も果敢に挑戦しております。ろばの家で扱う調味料の中ではルーキー的存在の魚醤ですが、まあ使うこと使うこと。便利この上ない。それでオープニングはこの魚醤を使ったお料理をいろいろお出ししていました。そのため定番展が始まる何週間か前からほとんど塩もお醤油も使っていないんじゃないか?というほど、味付けはこの「しこの露」一辺倒です。

しこの露とはなんじゃい?と聞かれれば、ラベルに書いてある通りカタクチイワシの魚醤なのです。原材料はカタクチイワシ、食塩、のみ。潔いです。

何を隠そう、何にも隠してないけどワタクシママろば、かなりの魚醤マニアなのです。なってしまったのです。魚醤愛用歴は10年程度とそれほど長くはないのでエラそうなことは言えませんが、とにかくあっちこっちの直売所、旅行先のお土産売り場などで知らない魚醤があればつい試してしまう。というのも、ろばの家がある茨城県つくば市には韓国料理の名店『白飯家』さんがあり、そこで販売していた自家製の魚醤があまりに美味しくてそればかり使っていたのです。とある時から販売されなくなってしまい途方に暮れてしまいました。それなくしてはできないレシピが沢山あったのです。ピーマン炒め、チジミのつけダレ、スンドゥブの下味つけ…。それからはもう魚醤難民と化してあちこちさまよい歩く日々が…。鮭の魚醤から、イカ、鮎、はたはた。さまざまな魚で作られたさまざまな地方の魚醤を高価なものも含めてあれこれ試しましたが、なかなか気に入るものに出会えず、また見つけたとしても高価すぎたりして気軽に使えるものがありませんでした。ナマ臭い、塩味が強すぎる、アクが強すぎ…。

そこへ救世主のように現れたのが『しこの露』だったのです。でかした~、パパろば!!去年の夏、男子3人で愛知に旅行に出かけて地元のスーパーで売られていたのをお土産に買ってきてくれたのです。安っぽい容器で全く高級感などないですが味は天下一品!そして安っぽいだけでなく本当に安い。最近気に入って使っていた鮎の魚醤が150mlで1000円近くしたので、これはもう快挙です。もちろん原材料の安さは大きいですが業務用1リットル1296円は国産品ではこれまで見たことのない価格帯でした。とにかくまろやかで塩も控え目、香りも穏やかです。1年半しっかり寝かせてある、と書いてあったのでそこがポイントなのでしょうか、やわらかいのです。ナンプラーやニョクマムは苦手、という人でもこれなら大丈夫なはず。魚醤と言うとついエスニックなお料理に使うイメージですが、どっこいこれがイタリアンや中華、カレーの下味つけにも最高なのです。魚介類はもちろんお肉と合わせてもコクが出るので、鶏でも豚でもしこの露をもみ込んでおくだけでなんとも複雑で深い味わいになります。鶏手羽の魚醤煮込みはろばのウチの定番でしたが、それをこのしこの露でやるともうわれながら「美味しすぎる!!」とうなってしまう出来に。

ただ、初めはぜひシンプルな炒め物に挑戦していただきたいです。皆さんに「絶対美味しいからぜひ試してみてください」とおススメしていたお料理があるのですが、翌日「あれ、すぐにやってみたんですけど家族にめちゃくちゃ好評で!!」とわざわざ伝えに戻って来てくださった方までいたのが…。

もやし炒め。

あ、お料理じゃない?すいません(汗)。でもこれは本当にこのしこの露の美味しさがストレートに伝わるメニューだと思います。にんにくを入れるとさらにお箸が進む味になりますが、しこの露だけで十分美味しい。お好みで仕上げに胡椒をパッパッと。こんなにシンプルで、こんなに手早くて、そしてこんなに安上がりで…4人で1kg袋くらいペロリと平らげてしまう美味しさですよ。

そう、手抜きなシンプルなお料理こそ、しこの露の旨味が効いてくれるのです。『ろばの家の定番調味料』のご試食で皆さんに出して好評だったメニューをご紹介してみましょう。どれもホントお料理、と呼べるほどのものでもないのですが…。というより、普段皆さんが作っている定番おかずのお塩やお醤油を、しこの露に変えてみてください、というだけの話です。すいません。

 

 


人気No.1メニュー:『冷や玄米の魚醤炒め』 …究極の貧乏シンプル具なしチャーハン。意外や意外、大好評でした!


材 料:冷やご飯(玄米がおすすめ)1合、オイル大匙2、しこの露大匙1.5~2、コショウ適宜

作り方:中華鍋をよく熱し、オイルを温め強火で一気に冷めたご飯を炒めます。パラリとなったらしこの露を回しかけ、ジャッジャッと味をなじませたら火を止め、お皿に盛ってコショウをふります。

*ご試食ではオイルは地あぶら、コショウはマリチャのネ・ビアンコ・ネ・ネーロを使用しています。はっきり言ってこの組み合わせは最強です(笑)。また、ご飯は玄米がよく合います。ただし圧力鍋などで炊いてもっちりした玄米ではなく普通に炊いたものの方が仕上がりが軽いです。

アレンジ:ご飯に生たまごをまぶしておいて同様に炒め、パラリとなったところで刻んだニラを加え軽く炒めあげるニラ玉チャーハンもおススメです。そのほか、何味のチャーハンでもしこの露を隠し味に使うだけでお店の味になります。


 

 


人気No.2メニュー:『ピーマンの魚醤炒め』 …こちらも沢山「美味しい!」をいただきました。

材 料:ピーマンひと袋、オイル大匙2、しこの露大匙1、
作り方 :1、 ピーマンは縦半分に切り、種をとって(新鮮なら種つきで)長さを半分か1/3くらいに切り水洗いする。
2、フライパンにオイルを熱し、水がついたままのピーマンを投げ入れ、ジャッジャと強火で炒める。途中焦げ付きそうになったら水を50ml程度足して水気がなくなるまで炒めお好みの柔らかさにする(足りなければもう一度水を足す)。
3、火を止める直前にしこの露を加え、汁気が飛ぶまで炒めあげる。

アレンジ1:ピーマンをしし唐、甘長唐辛子、ゴーヤなどに変えても美味しい。レタスもイケますよ。お好みで叩きつぶしたニンニクを最初に加えても。
アレンジ2:仕上がってすぐに黒すりゴマをたっぷりまぶすととても風味のよい胡麻和えができます。
アレンジ3:ピーマンをもやしに変えるのが、冒頭でおススメした最強のもやし炒め。もやしは一度50度の湯をくぐらせるとシャキッと仕上がります。水分は残ったまま炒めてO.K.


 


人気No.3メニュー:『魚醤だけ玉子焼き』 …なぜか”カニカマ”のような味になるのです。。。お弁当にも、海苔巻にも。


材   料:玉子3ケ、しこの露小さじ2、油適宜
作り方:卵を割りほぐし、しこの露を加えて油を引いたフライパンで玉子焼きを作る…だけ。

アレンジ:金糸卵を作る時もこの味付けで(冷やし中華や海苔巻の具に最高です)
アレンジ:お砂糖を加えた甘じょっぱい玉子焼きにする場合もしこの露とお砂糖で試してみてください。


 

ろばのウチの定番中の定番:『鶏の甘くない魚醤照り焼き』 焼き鳥屋さんの味になりますよ~。


材 料:鶏手羽元6本(手羽元なら8本)、しこの露大匙1~1.5、酒50ml、オイル適宜
作り方 :1、鶏肉は3時間以上しこの露をもみ込みビニール袋に入れてギュッと縛り、冷蔵庫で寝かせておきます。
2、厚手のお鍋にオイルを入れ、皮目を下に鶏肉を並べて中火にかけ、蓋をして両面を焼きつけます。
3、こんがり焼き色がついたらお酒を一気に入れ蓋をして蒸し煮にします。
4、鶏肉に火が通ったら蓋を取り、お肉を転がしながら肉汁をからめて飴色状に煮詰まるまで転がせば出来上がり。

*急ぐ場合はお肉にフォークで穴をあけ、味付けを濃いめにすれば15分程度もみ込んだだけでもできます。
アレンジ1:鶏もも肉、鶏ムネ肉でも同様にできます。
アレンジ2:豚バラ肉の厚切りも同様に美味しい照り焼きができます。それを炊きたてのご飯にキャベツの千切りをたっぷり載せた上からタレごとかけ、丼にするとかなりご飯を食べすぎてしまいます(笑)。
粗めに挽いた黒コショウをガリリとかけても、スッキリ味の朝倉山椒を振っても美味しいですよ。山椒バージョンはかなり大人の味になります。

 


番外編:これ以上手の抜きようがない『卵スープ』(画像なし)

材 料:玉子1ケ、水400cc、酒大匙2、しこの露大匙2~3、コショウ
作り方 :水に酒を入れて火にかけ、沸騰したまま3分ほどアルコールを飛ばす。弱火にしてグラグラしているところに溶き卵を筋状にゆっくり回しいれ、かき玉にする。仕上げにコショウを多めにふる。

これは絶対マリチャのネ・ビアンコ・ネ・ネーロを激押しします。さすがにお湯だけだと物足りないかな?と思っていたところに魚醤を濃いめに入れると「お、イケるじゃん?」となり、細かく挽いたコショウをたっぷり入れた瞬間「おお!!中華料理屋さんの卵スープだあ!」と感動してしまいました。

アレンジ1:ネギや刻み海苔、わかめを入れても美味しい。生姜の千切りを入れても。やまつ辻田さんの金炒りゴマをひねってふりかければもう何もいうことはありません。


 

 

いかがでしたか?これだけではないんですよ。サラダのドレッシングもとっても美味しくできるのです。レシピは次回のお楽しみに!そして、この魚醤は地あぶらだけでなく他にちょっとしたものをプラスしてあげるだけでかなり、さらにグレードアップします。そちらも次の特集で!

水産物加工業協同組合さんの『しこの露(大)』はコチラです。

ろばの家では少ない種類の調味料しか取り扱っていません。でもそれはすなわち自分たちが実際に使って心から納得のゆくものだけしか置いていないということなのです。つまり、考えてみたらろばの家にある食品全てが例外なく『定番』なのでした。
そんなおススメ調味料だけを集めたページを作りました。目をつぶってクリックしても、美味しいモノが届きますよ(笑)。
『ろばの家の定番調味料』のページはコチラです。

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