ろばレポNo.10 大判リネングラス拭き

オープン以来、ろばの家オリジナルのリネングラス拭きを使ってくださっているつくばのda Dadaさん。写真はダ ダダ紅一点、自由の女神「水野ヨーコ」さん!竹鶴のお燗をつけさせたら、彼女の右に出る者はいないという噂ですよ~。身体にじんわり沁みこむような滋味豊かなお酒やワインが、彼女の天然ほんわかトークでさらに旨味を増したように感じるひとも多いはず。
glassfuki実はこのグラス拭き、水野さんが手にしているラディコングラスを拭くことを想定して試行錯誤の上に生まれた商品なんです。このグラスを造らせたラディコンというイタリアの偉大な生産者が造るワインは、季節や重ねた歳月とともに味わいも変化する自然の創造物。彼のワインに限らず、同じように自然をリスペクトして造られた表情豊かなワインたちをありのままの姿で楽しめるよう、味や香りを変化させてしまう鉛を使わずに造られた特別なグラス。見た目も美しく無駄のない形で、ナチュラルなワインを愛する人たちの間では「知る人ぞ知る」的な存在。日本に輸入されるとたちまちどこでも完売してしまうほどの人気なんです。白ブドウから造られたのか黒ブドウからなのかの違いがあるだけで、それ自体はワインのタイプを決めるものではない、というラディコンの考えに基づき、白赤問わずどんな種類のワインやクラフトビールにも使えてしまう万能なサイズ感も人気の理由ですが、コレ、結構大きいんです。普通のグラス拭きだといつも物足りなくて、もっと大きいのはないかなと探していました。

加えて、せっかくワインに余計な影響を与えないように造られたグラスもグラス拭きから香りが移っては台無しです。市販のグラス拭きをあれこれ試しましたが、グラス拭き専用として売られている化繊の商品はピカピカにはなるものの若干臭いが残るのが気がかりでした。やはり天然素材100%であるべきなのです。木綿は毛羽が残るのでアウト。麻は昔からグラスの磨き上げに最高とされてきましたが目が詰まった生地では乾きにくく、頻繁に使ううちカビがついたり生乾きの臭いが出やすいなどの問題がありました。この、10番手の麻布を見つけた時に、すぐにこれは乾きやすいに違いない!とママろばの母に頼んで縫ってもらって出来たのが、このグラス拭きの原型。プロ仕様の品質で作れば、家庭でだってグラスを拭いたりお皿を拭いたり、マルチに使い回せるはず、とまずはレストラン使用を念頭に試行錯誤しました。

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後は、大きさと形です。両手でクロスを持ったまま、グラスの中を拭いたり脚を持ったりできるサイズで、かつキュキュっと丸めて内側に詰めてもがさばらない程度のボリューム。洗った後一般的なハンガーにかけても縁を折り返さずにパリットと二つ折りで干せる幅。それを満たしながら、もともとの布の幅を有効に使わなければ、原価が上がってしまいます。知り合いのレストランさんにもモニターを頼んだりしながらたどり着いたのが、今の38㎝×69㎝という大きさでした(手作りですので、モノにより多少の違いがあります)

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さらに対角線上に2箇所丈夫な共布で引っ掛けフックをつけてあります。この、対角線上に2箇所、というのが大切で、たったこれだけのことなのですが、使っている最中にさっと壁にかけようとする瞬間「あれ、どっちだっけ?」と探す手間がないというのが実はとても快適なことだと、実際に使っていると毎日深く実感できるんです。共布の紐、というのにも理由があって、よく別の素材の既成のリボンを輪っか状に縫い込んだだけのフックを見かけますが、あれは本当引っ掛けにくく使いづらいと常日頃思っていたもののひとつでした。

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Made in Japan、さらにいえば、札幌です。ママろばの母と叔母、二人のベテランお針子ユニットがとても丁寧に縫製してくれているのですこぶる丈夫。永く使えます。二人の平均年齢がセッサントット(イタリア語で68のこと)くらいかな、というアバウトな理由から店名のろばの家68HouseをさらにもじりSessantottoというブランド名にしていますが、ろばの家オリジナル商品のメーカーのことです。店名同様、あいかわらずわかりにくくてごめんなさい!

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