関口憲孝さんの優しいうつわたち。でしゃばらず、お料理をそっと引き立ててくれます。

hp-sekiguti岩手県紫波町から、色とりどりのうつわが届きました。

色とりどり…というとさぞ華やかな色合いを想像してしまいそうですが、粉引の明るいベージュから黄砂、こげ茶へのグラデーションも、淡い青や緑のルリ釉も青磁も、控えめで目にも優しい、テーブルなじみのよい色調で使いやすいものばかり。

シンプルでオーソドックスな形なのに、どれもとても温かく親しみやすい。まるで長年使ってきたもののような安心感を与えるところが関口さんのうつわの不思議な魅力。「作家さんのお人柄が現れた作風」なんていう使い古された表現も、まるで決まり文句のようで表面的に聞こえちゃうだろうなあと思いつつ、使わずにはいられない。だって本当に文字通り温厚で優しそうな人なんですもの。どこのお店も判で押したようにそう紹介しているのですが、言わずにはいられないその気持ち、よおくわかります。あそこまで徹底して温和そうなひと、今どきちょっといませんよね(笑)。

とはいえ、作家さんがいくら優しそうだからといって、それがうつわを選ぶ基準になるわけはありません。でもきっと、あの特筆すべきやわらかさがある人でないと、あれだけ手法の違う沢山のバリエーションがあるうつわたち全てに、共通の温かさが滲み出てくることはないだろうな~、とも思っちゃいます。でしゃばらず主張しすぎず、でもなんとなく引き寄せられてしまう、その理由はなんなのでしょうね。

フォルムがやわらかい、だけでは説明しきれない控えめな印象。テーブルに並べた時に、いちばんに目立つような派手さはないかもしれないけれど、幅広くいろんなお料理に合わせられて、気負わずに毎日ガシガシ使える。結局、長~く使い続けても飽きがこないのって、こういううつわなんじゃないかなあ。ウチで使っている関口さんの粉引の鉢にただのゴマ和えなんかを盛っているときなど、ふとそう思います。

写真はルリ釉のスープ皿。リストランテのお料理のような美しい盛り付けももちろん映えると思いますが、こんな風に地味~なお豆の煮込みなんかを飾り気なくよそっただけ、なんていうのもらしくていいなあと思います。

関口憲孝さんのページはコチラです。

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