謎の赤いダイヤモンド。胡椒をスパイスから主役に変えるマリチャの宝石。

これはバシッと来ます。今までMarichaマリチャの胡椒の中で一番テンションが高いのはネ・ビアンコ・ネ・ネーロだと思っていたのですが、今回このロッソ・スクーロ(イタリア語でダークレッドの意味)を味見して、スモーキーなのにクリアでシャキッとした香りと、入りは穏やか、後味にじわじわと辛味が走り抜ける爽快さに「こ、これは…!これだったのか!!謎の赤いダイヤの正体は…ウウッ」と倒れてしまいそうになりました。「ママろば!!ママろば!!しっかり!!!」とパパろばが駆け寄ります。床に倒れたママろばが息も絶え絶え血文字で残したのは…”Diamante e’ pian…..” 「ダイヤモンドが何かわかったのか??ピアンってなんだよ」ガクガクとママろばを揺するパパろば。しかしその時すでにママろばは…。ああっ。。。

…あ、すいません。昔の刑事モノ(しかも三流だあ~)の観すぎかも?。。。ほほほ。いや、でも冗談抜きにそれほど謎なんです。もちろん輸入元にも確認したのですが、この胡椒の名前”Rosso Scuro”ロッソ・スクーロの下に堂々と書かれている ”Diamante”ディアマンテの意味するところは謎のままです。ダイヤモンドということはわかっても、なぜその名前がついているのかがわからないのです。ダイヤモンドのように貴重だ、ということかな?と考えがちですが、裏の説明を読むと更に迷宮に入り込みます。なになに…?(←ちょっとイタリア語できる人気取り。ちなみにママろばのイタリア語力はイタリア語検定2級を落ちる程度の実力です。トホホ。)

このロッソ・スクーロ・アッフミカート(直訳するとスモークド・ダークレッド。つまり、スモークした赤黒い胡椒)は、マレーシアのサラワク州サリケイ庭園で丹念に育てられた希少なクーチング種の中でも4~10年の高樹齢の樹の胡椒を使っている。収穫したての新鮮な胡椒の実を冷たい清水で洗った後、実が完全な形のまま残るよう加水せずに6つの圧力釜を使ってほんの数分加熱する。その後マンゴーと”ダイヤモンド”の木の枝でゆっくりと燻煙した後95°Cの簡素なオーブンで14時間乾燥させる。この複雑な作業工程は全て、熟練のシェウ氏ただ一人によって収穫から24時間以内に急いで行われる。このような世界に類をみない驚くべき手作業によって、胡椒本来のありのままの味をお伝えできるのである。

さあて、この「マンゴーと”ダイヤモンド”の木」という箇所がくだんの謎なんです。イタリア語を文法通りに解釈するのなら「ゆっくりと燃焼させたマンゴーとダイヤモンドの木から得られる煙で燻し」となるのですが、誰もダイヤモンドの木などという植物を知りません。検索してもひっかかってきません。アフリカで、ダイヤモンドの原石が出土する土壌の上に必ず咲く植物、ということで話題になった木なら出てきましたが、それとも思えません。輸入元もそこがわからずずっと問い合わせているのですが、とにかくマリチャの人、つかまらないのだそうです。後日情報が入りましたらお伝えしますね。実はママろば、このダイヤモンドが何を意味するのか気になって気になって、マリチャに電話してみようと夜中にひとり色々調べていたのですが、イタリアのイエローページでもマリチャの電話番号掲載されていないし、マリチャはジャマイカ・カッフェのオーナー、ジャンニ・フラージの娘さんがやっている会社だからジャマイカ・カッフェに電話してみるか?と思ったりもしたけどさすがに忙しいコーヒー屋さんに電話して「マレーシアのダイヤモンドの木ってなんのこと?」と聞くのも申し訳ないしとしり込みしたり…と、挙句の果てにはイタリアでネットでマリチャの胡椒を売っていたお店に問い合わせてみたら「あ、ごめん。マリチャの胡椒の裏に書いてあった文章コピーしただけなんだ。詳細は知らないんだよ。マリチャのひと連絡とれないって噂だし」と…。あら、イタリアでもそうなのね。ということで、あきらめることにしました。おそらく植物の名前ではないか、というのかわたしと輸入元のノンナ・アンド・シディさんのたどり着いたおおまかの予想でございます。真相がわかりましたら皆さんにお伝えしますね。

とまあ、こんな感じです。それにしても、この説明!はあ~。すごいですよね。ちなみにこの「シェウ氏ただ一人によって収穫から24時間以内に~」というくだりは、マリチャのどの胡椒にも書いてあります。いや、それはつまり、すべての胡椒をシェウさんが作っているってことですか?収穫して24時間以内に???そりゃあすぐ品切れになるのもわかります。というよりヘルパーさん雇えばいいのに。。。と余計なお世話もやきたくなりますが、もちろん手伝ってくれる方はいるとは思うのですが、きっとここぞという見極めは彼でなければできないのでしょうね。シェウさん恐るべし。

マリチャのほとんどの胡椒は試したつもりでしたが、わたしはこのロッソ・スクーロは初めて見たので(過去に何回か日本に輸入されているようです)、早速開けて試してみました。封を切った瞬間の、上品なスモークの香りに「これはまず、目玉焼きだね!」とパパろばと意気投合。早速焼いてみましたとも~。う、旨すぎる~~~~う(涙)。なんだか胡椒のカリッと感が他の種類より軽い感じがします。

全然関係ないですが、皆さん目玉焼きは蓋する派ですか?蓋しない派ですか?わたくしママろば、人生うん十年ずうっと蓋する派を貫いてきたのですが、つまり黄身を白い膜が覆っている目玉焼きを食べ続けてきたわけなのですが、結婚したパパろばがなんと、蓋しない派だったんですね~。小学生の時に母に習った「コンコン、じゅわ~のあと水を少し足してすぐ蓋をする!」という鉄則を忠実に守り続けていたのです(北海道の実家は今でも白い目玉焼きです)。ある日パパろばが作ってくれた目玉焼きの黄身が、ねっとりしていて鮮やかな黄色で、とっても新鮮だったのです。そして、とっても美味しく感じられたんです。蓋する派のように3分じゃ仕上がらないけれど、蓋をしないでじっくり焼いた目玉焼き、このねっとり感は一度体験しちゃうと、そう易々とは蓋する派に戻れません…という気がするのはワタシだけですかね?

あ、そうそう、で、目玉焼きにロッソ・スクーロ。これはもう、とんでもなく相性ばっちりでした…と、いうことはですよ…つまりかの有名なカルボナーラ、炭焼き職人風スパゲッティに使ってみない手はないですよね!?なんちゃってスモーク?のベーコンとかパンチェッタなど使わず、この胡椒のスモーキーさを生かせばかなり上品な香りのカルボナーラが出来るはず!夏なのに、カルボナーラが食べたくなってきました。

胡椒の辛味だけでなく、スモーキーな香りまでお料理のアクセントに使えば、いろいろな場面で活躍してくれそうです。例えば蛸のカルパッチョや牡蠣のソテー。燻製にできるモノなら何でも合いそう!桃が出回る頃になるとつい食べたくなる『桃とリコッタチーズのサラダ』は、はかなさもまた美味しさの内なのですが、酸味が柔らかでややふんわりした平坦な味わいになりがち。そこへロッソ・スクーロをガリリッと!…ビタッと引き締まりますよ~。早速昨日いただいてきたばかりのKeicondoさんの新作のお皿にも盛り付けてみました。ちなみに、この桃のサラダ、桃を塩とオリーブオイルだけでマリネしてリコッタチーズとさっくり混ぜるだけなのですが、マリネするときシュッとシルクのワインヴィネガーを酢が入っているとわかならい程度に和えておくと(あの、イチゴのマリネの要領です!)酢を使っているとバレなければ勝ち!)…んもう、悶絶ものです。前回は、偉大なお酢とはいえ、お酢界ではロールスロイス並みの値段だし、初めての輸入だし…とめずらしく弱気な量を輸入したヴィナイオータさんでしたが、瞬間的に完売してしまいすっかり自信をつけたのか(笑)今回は豊富に在庫を用意して下さった様子。これは、お酢というよりもう旨味調味料的効き方をするので、しかも半永久的に保存できるので、一家に一本、常備しておくに限ります。ちょっと味が決まらない。これ以上塩を足したくない。そんな時にひと匙。まさに魔法の一滴です。この桃のサラダ、塩の効かせ方次第で前菜としても、食後の軽いデザートとしても使えちゃうので夏のおもてなしに最高ですよ。直前まで冷蔵庫でキンキンに冷やしておくと桃とリコッタが一体化してよりまとまった味になりますが、テーブルに出す時に軽くオリーブオイルを回しかけてくださいね。そしてもちろん、ガリリっとロッソ・スクーロ、ね。


あ、また脇道にそれちゃった。すいません。というわけで(何がというわけなんだろう?)冒頭の謎解きに戻りましてバッタリ倒れたママろば本人が血文字で残した答えを解説いたしますと「ダイヤモンドの正体は、ピアン…?」の正解はピアンタ、植物でした~。多分!

本当の答えはCM、じゃなかったカルボナーラの後で(古いな~、我ながら…)!

Marichaのページはコチラです。*前回入荷時、入荷するや否や輸入元で完売してしまって買いそびれた基本の基本のネロや、たまにしか入荷しない塩漬けスモークのカーモとオーロも再入荷しております。この機会にぜひお試しくださいね。

 

 

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