加藤かずみさんの作品が届きました。

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八王子の工房でひとりコツコツと作品を作り続ける女性作家の加藤かずみさん。なぜわざわざ女性、などと付け加えるかといえば「男性だと思っていました」という方が案外にいらっしゃるので。かずみ、という名前がニュートラルだからかもしれないけれど、おそらくは作品だけからは女性とも男性とも断定できないユニセックスな雰囲気がその理由である気がします。もちろん細かい点を見て行けば造りは繊細で女性らしさたっぷりなのですが、甘さだけではない潔い辛さが効いていて、ああ、かずみさんってやっぱりカッコイイなあ…と眺めてしまう。

かずみさんの作品は、かずみさんの作品にしかない雰囲気を持っていて、それがすべての作品に共通しているところに憧れを感じてしまうのです。先月の『おやつの時間』ではろばの家のカフェでも使用している定番の極ごく薄いマグカップなどを届けていただいたのですが、手に取られる方の多さに改めてかずみさんの吸引力を再確認しました。アイボリー、グリーン、微妙なニュアンスカラーに上の輪花オーバルのような錆色、この4色はそれだけでかずみさんとわかる定番カラーなので人気があるのもわかるのですが、これまで見たことのない新色が並んでいても、やっぱり同じように誰の手によるものかわかるから驚きです。ブルーシェル、と名付けられたアイスブルー混じりのオパール色のカップを見て「これもかずみさんですか?」と尋ねた方は一人ではありませんでした。もしかしたら、どこかしら似たような作品が世の中には複数存在するのかもしれません。誰が先で誰が後か、そんなことが問題なのではなく、ひとつの作品を実際に見た時、感覚的に誰のものかわかる手がかりを、サインを見ることなく感じ取らせる雰囲気を持っているかどうか。その、目に見えない指紋のような痕跡を残せるかどうかが、その他大勢ではなく、その人にとっての特別な存在となりうる分岐点なのでしょうね。

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初入荷となるライン入りシリーズも届きました。プレーンな形に辛口な配色のラインが効いていて、やっぱりこれもかずみさんらしい作品です、とご紹介したくなるものばかりです。錆色の輪花オーバルやソーサーはサイズ違いで、一点いってん形も色も違う一輪挿しも久しぶりの入荷です(集合写真のうち黄色のミルクピッチャー(大・小)はKeicondoさんの作品)。かずみさんの作品が好きな方には、ひとつに絞るのがちょっと大変かもしれませんね。Onlineでも間もなくご紹介いたします。もう少々お待ちくださいませ。

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