『毎日使ってもらいたい』、加藤仁志さんの色褪せることの無いうつわ。

 

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家業が製陶業を営んでおり、子供のころから父が作陶している姿を見て、自然な成り行きで陶芸の道に進んだ加藤さん。

『毎日使ってもらいたい』との思いから、シンプルなデザインのものを心掛けている加藤さんの器はどれも本当にシンプルだ。その中で、手づくりの温かみや、土の持つ味わいといったものを感じてもらえるような器を作っていきたい。そんな加藤さんの器との出会いはかれこれ78年前くらいなので、結構長く付き合っている。ろばのウチでもほぼ毎日、朝食の時に何かしらの形で登場する。お客さんが来たときにも登場する頻度は高い。自分でもよく飽きないなと思うほど飽きない。ルリ釉の色彩がもつ外観的な魅力に気づいたのは本当に最近で、それまでは黒と見間違うほどの濃紺だと思っていた。この色調のさりげなさも飽きさせない要素なのかもしれませんね。必要以上にガシガシはしませんが、日常使いで気負いなく使えるというのも嬉しいことです。

以前は、鎬の入っていないシンプルなラインが好きだったのですが、最近では鎬の入っているうつわも、洋食器のような雰囲気があり気に入っております。鎬の部分にのっているルリ釉の強弱のコントラストも好きだったりします。自然光で照らし出された器の色彩の鮮やかなことといったら・・・夜の星空や鮮やかな深海を連想してしまう程の美しさで、どんどん引き込まれます。。。

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自分で土を掘って作陶している加藤さん。どうしてと言う問いにこう答えてくれました。

『土を掘ってくるのは、もちろん自分がほしい土味などを得るためでもありますが、掘ってきた土を乾かし、木づちで細かく砕き、ふるいにかけ、再び水を加えて使える土とする。この作業をすることで、土をあつかう仕事の原点を思い出させてくれる気がするので、これは続けていきたいと思っています。』

実直に土と、作品と向き合っている加藤さんの器は、普遍的な良さと言えばいいのでしょうか長い間使っておりますが、色褪せることのない素敵なうつわです。

加藤さんのうつわはこちらです

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