益子『土祭』にて。

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益子の旧濱田庄司邸で行われていた展示『益子の原土を継ぐ』がどうしても見たくて、展示最終日の今日出かけてきました。

普段見られない掘り起こしたままの原土の姿や、それがどのような過程を経て陶芸に使われる粘土へと形を変えていくのかを実際に間近に見たり触れたりすることができて見ごたえがありました。陶芸、染織、左官、絵画、日本画という違う分野の作家24名が全く別の立ち位置から益子の土と対話して生まれた作品たちが、濱田邸の各部屋に静かに点々と配置されているだけなのですが、次に現れる部屋にはどんな世界が待っているのだろうと期待しながら古びた廊下をみしみしと渡り歩くのがとっても楽しかった!思わずクスリと笑ってしまうような作品があったり、変調する照明に照らされたり陰になったりして刻々と表情を変える花器があったり…。色の違う3種類の土をそのまま顔料にして描いた屏風のような絵も迫力でした。
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突然現れた異空間に言葉を奪われてしまったのは、若杉集さんの「丸く丸く…鋭く Part2」という作品。暗い部屋に並ぶ限りなく完璧に近い球体たちは、どうしたって宇宙を想像してしまいます。天体。月、地球、火星…?
今夜は、今年もっとも大きな月が見られるというスーパームーンと呼ばれる満月。命を吹き込まれた土の月がいつまでも心に残り、土祭が新月から満月まで行われることも偶然ではないのだなあ~とムムムと腕組みしてまた空を見上げて見ましたが、雲に隠れて本物の月はもう見えませんでした(2015年9月28日)。

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2015-09-29 | Posted in BlogNo Comments » 

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