『ごはん党』メンバー紹介#6 Hachiemon(太田多恵子さん)

『やっぱり、ごはん党』2日目を無事に終了いたしました。今日、17日の日曜日は、ライスイベント『ごはんを、もっと美味しく』を行います。ろばの家に新米のおにぎりとお野菜たっぷりのお惣菜を持ってきてくださるのは太田多恵子さん。3年前に育児休暇に入り休業してしまったHachiemon(はちえもん)さんは、代々お米農家である生家の母屋を改装した予約制のレストラン。広告なども一切出さず完全に口コミだけで集客していたのにも関わらず、わたしたち家族がつくばに越してきた頃はずいぶんと予約で忙しそうにしていました。休業して3年も経つというのに今でも予約の問い合わせが来ることもあると言って本人は驚いていましたが、ワタクシお米レンジャーママろば、全然驚きません。多恵ちゃんとはかれこれ15年以上のお付き合いになりますが、札幌からつくばに遊びに来るたびに泊めてもらったり、つくばに来てからはチビろばたちと遊びに行っては夕飯をご馳走になり、食卓に並ぶ彼女のオリジナル料理の数々にいつもいつも刺激され続けていたのですから。一刻も早く復帰してほしいよねと、いつもパパろばと話しているのです。だって本当に、ああいうお料理を食べさせてくれるお店がないんですもの。ああいうお料理って、どんなお料理なんだ?といういと、それはもうひたすら”軽い”としか形容できません。先日写真にも出てくる豚キムチを撮影しに図々しく夫婦のランチタイムにお邪魔した際に「わ、なにコレ軽い!」と声をあげると、旦那様(実はろばの家でも扱っているイタリアの食材を輸入している某ワインインポーターの社長だったりするのですが)が「お母さんの苦手料理はね、重たい料理なんだよね。何作ってもどうしても軽くなっちゃうんだよ、ね、お母さん」と腰に手をまわしていました。とても仲が良いのです。

女性にとって、特に、家族のために毎日台所に立たなければならない立場の人間にとって献立のヒントをくれる友人ほどありがたい存在はありません。多恵ちゃんの料理はいつも何か特別なひと手間や「これだけは気をつけなければならないポイント」が必ずあって、いわば彼女自身そのポイントをつかむまで何度でもその料理を繰返し作っては納得のゆくまでアップデートしてゆくようなのですが、その驚きの食後感の豚キムチひとつとっても「とにかくガッチリキムチを炒めつけることだね~」と言い切っていました。なんというか男気があるというか、さっぱりしているというか、ぐじぐじしたところのない、べらんめえな喋り方をするんです(笑)。レシピを教えてよ、というのはNGらしく「だからあたし、料理教室とか頼まれるんだけど絶対できないんだよね。あの、大匙いくつとか、小さじ2分の1とか、無理無理…」と。「多恵ちゃんさあ、料理本見ながら調味料計って何かつくる、とかしたことないの?」と一度聞いたことがあるのですが、お菓子はともかくおかずなどではやったことがないと言っていました。どこかで感動する美味しさの料理に出会ったら、ひたすら舌の感覚で再現してみるだけなのだそうです。きっと、料理の基本が身体の中に出来上がっているひとはみな、そんな感じなのでしょうね。この豚キムチも、つくばが誇る銘韓国食堂白飯家さんで食べて多分こうやって作るんだろうな、と思ってやってみた結果、腑に落ちたやり方なのだそうです。作るところを見させてもらいましたが、レシピに「キムチをよく炒め…」と書いてあったら自分がやるであろうポイントよりずっと先まで、よく焦げないな~というくらいのレベルまで焼き付けていました。「え~、こんなに炒めるんだあ」と驚くワタシに「ただ和えるだけみたいに炒めるんなら、生のキムチ食ってりゃいいじゃん」とまたまた旦那様がボソリ。うう、確かに。ふわふわトロトロの卵を添えるのも白飯家流で、しっかり発酵しきった熟成キムチの辛さを卵を和らげて一緒に口に入れるとんも~う、たまりまへん。こりゃあ本当にごはんがススムってもんですよ。

写真がイマイチだったらすいません。もたもたしてると「さっさと食えよ」とまた旦那様からどやされそうで、撮影もそこそこにご相伴にあずかってきちゃいました。ちなみにその日は他にも厚揚げを焼いたのに人参、えのき、しめじを干してお出汁でさっと煮たゆるい餡と生姜をかけた副菜と、漬物名人である多恵ちゃんのお母様のばくら瓜の鉄砲漬け(もしかするとライスイベントで皆さんにもお味見していただけるかも!)が食卓に並んでいました。そしてもちろん、土鍋で炊いた美味しいご飯。笠原良子さんの白い鉢も、嶋田恵一郎さんの渋い色合いの鉢も、多恵ちゃんの料理がどーんと無造作に盛られただけでパッと命を吹き込まれたよう。

というわけで、カメラを置いて「いっただっきま~す!」……はうう~~~、シアワセ…。残念ながらこの豚キムチを今日のイベントではお出しすることはできないので、モーレツに豚キムチが食べたくなってしまった方は白飯家さんに行ってください(笑)。ろばの家のキッチンはとても小さいのです。ごめんなさい、食べたくなっちゃいますよね。

さて、彼女のアンケート回答もご紹介しておきましょうね。「なんか、自分が好きっていうより子供たちが好きなのって感じになっちゃうんだけど」と言って教えてくれました。上から小5、小3、3歳の3児の母。旦那様がかかえる従業員のまかないを作ることも、名だたるシェフたちを自宅でもてなすことも、イベントで大人数にお料理を出すことも「家で作ってる料理となんら変わんないんだけどね~」とあっさりこなす、頼もしいお母さんです。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-豚キムチ、生姜焼き、マーボー豆腐かな。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:梅干し  2位:塩昆布 

質問3:愛用の飯椀を見せてください。

——-田村文宏さんの飯椀の色違いを夫婦で使っています。明るい色の方が自分用。


多恵ちゃん、ありがとう!!そして、いつもごちそうさまです!

記事をシェアするShare on Facebook0Tweet about this on Twitter0Share on Google+0Pin on Pinterest0Email this to someone

関連記事