『ごはん党』メンバー紹介#12 壷田亜矢さん

ろばの家の企画展に壷田ご夫妻をお迎えするのは初めてです。亜矢さんとは、残念ながらまだお会いできていなくてお電話とメッセージのやりとりしかしていないのですが、3月に新潟は柏崎のgallery tanneさんでの個展で出会った作品にろばの家族一同すっかり夢中で、ウチの食卓に常駐状態。しかもそれぞれの作品にあだ名がついているのです。子どもたちが呼び出したものもあり、ワタシたちがふざけて呼んでいるうちに定着してしまったものがあり。白い白磁のボールはタライ・ラマ、ちょっとガタつきがあって回る小皿はフライングUFO。フライングユーフォ―だなんて言葉としても意味不明だったり、バチがあたりそうな呼び名ばかりですが…。どう見ても洗面器な雰囲気の白磁のボールを”たらい”と呼んでいるうちにいつしかパパろばがタライ・ラマと口を滑らせたのがチビろばたちに大ウケで。ダライ・ラマが誰のことかわかっていないチビろばちゃんまで気に入ってしまい…。つまりえっと、何らか名前をつけたくなってしまうようなユーモラスさがあるということを言いたいだけです、はい。亜矢さんの作品には、どこからどう見ても亜矢さんでしかない”何か”が宿っていて、それがカタチとも色とも質感とも特定できない、作品すべてに共通するムードというか何というか、何かを漂わせているのです。一度亜矢さんにお電話でそれを告げると「ガハハ」と笑って「まあ嫌でもでちゃいますからね、わたしが一人で作ってるんだから」と、あっさり言うのです。亜矢さんはものすごくさっぱりした性格のようで、割になんでもガハハと笑い飛ばしちゃう快活な感じをお電話やメッセージのやりとりだけでも十分感じて意気投合。食べる事大好きだし。とにかく一度お酒を一緒に飲みたいね、と話しているのです。それにしても「嫌でも出ちゃう」かあ。モノを作る仕事を選んだ多くの人間が意図的にその”何か”を表現しようと目論み、もがき苦しみ、やがて表現することそのものを諦めてしまうことさえあるというのに…。いや、むしろ諦める人の方が圧倒的多数なはずなのです。クリエイターを志す人間のうちどれだけの人間が自称クリエイターでさえいられずに埋もれていってしまうことでしょう。ひと言でそれを個性と片付けてしまうのには、その”何か”はあまりにも大きく、人の生き方そのものに拠ってしまうもののような気がしてしまう、お米レンジャーなのでした。お米レンジャーだっていつも握り飯頬張っているだけじゃなく、時には考えてみたりもするのです。どうして人は、その人だけにしかない何かを探し求めてしまうのだろうか、とかね。

さてさて、テツガクしている場合じゃなかった。もう会期は終わっているというのに、よりによってこのご夫妻の作品をご紹介できていなかったとは。とにかく、多くを語る必要はないと思います。ワタクシめが語ろう言葉など、亜矢さんの作品たちが自ら喋りだす言葉にくらべたら口数こそ多いものの、ほぼ意味をなさないたわごと…ダライ・ラマ、フライングユーフォー、馬から落馬、ろばのバローネですから…。なんのこっちゃかわかりませんが、亜矢さんのアンケート、たかだかこんな他愛のない質問の回答を見るだけでもなんとなくユーモアたっぷりな感じ、してきませんか?


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-日本海の新鮮なイカで作った塩辛❤️

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:生のりを焼いて巻いたおにぎり  2位&3位::愛の入ってるおにぎり

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-和宏作

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-塩辛はいつも母が手作りしてました

<材料>
新鮮なイカ
味噌 酒 塩 ニンニク

イカの内臓を出して酒、塩でつけてる間に、イカをさばいて食べやすい大きさに切る。
内臓とイカ、味噌、ニンニクのすりおろし少々を混ぜて、冷蔵庫へ。味噌とニンニク(無くてもいい)は内臓の味を邪魔しない程度がいいです。
すぐに食べられますが、日ごとに味が変わってくので毎日美味しいです。ここでは新鮮なイカが手に入らないので画像はありません😭

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——- 使ってみるとほっとするようなモノ…


亜矢さん、ありがとうございました! 
どこかの画像で見て亜矢さんの象嵌の飯椀がとても素敵だとパパろばが言っていました、とお伝えしたところ「下手なんですけど好きなんでつい作っちゃうんですよ。じゃあごはん展の時作りますね」と言ってお届けしてくださった象嵌の飯椀たち。どれもそれぞれに味があって、こんなさりげない模様のひとつひとつも、それぞれ200%亜矢さんなお茶碗です。全部オトナ買いしたいです(笑)。

壷田亜矢さんの作品はコチラです。

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