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『ごはん党』メンバー紹介#10 宮下敬史さん

土鍋で炊いたごはんは、とにかく美味しい。炊きたても美味しいけど冷めても旨い。ちょっとおこげなんて混ざっていたら得した気分、たまりません。炊きあがりから蒸らし時間を十分とって、パッと蓋を開ける時のあのなんとも言えない幸福感は、炊飯器の便利さと比較してもひけをとらないどころかおつりがたっぷりくるほど勝っていると思えるのは、やっぱりごはん党だからでしょうか。シャキーンと整列して天をあおぎ、ピカピカ光るお米の粒たちにパッと十字に分け目を入れて鍋肌から返すとき、ああ、おしゃもじってだから片面は平らなんだなあと納得します。

宮下敬史さんの桜のおしゃもじ、見た目も美しいですがなんといっても使いやすい。鍋肌にフィットしてお米粒を残さない絶妙なカーブと、手に吸い付いてくる持ち易い柄。薄くてご飯の返しが楽で、手彫りの跡が米粒もつきにくく作用し…と、良いところを並べたらきりがないくらい。でも彼の道具における最大の特徴は、やすりをかけずに細部までナイフで仕上げているところ。やすりをかけてなめらかにすれば一見すべすべでより美しく見えるように思えますが、表面積を増やすことになり、水が浸みやすくなってしまうのです。それが、不要に木を乾かしてしまうことにつながり、劣化を早める。木の道具がすぐに白っぽくガサガサになってしまうのは、そういう理由だったのかと教えてもらった時には目からウロコでした。だから、よおくエッジを見ると、曲線ではなく無数の直線によってラインを形づくっているのです。ほんのわずかに窪ませて、おしゃもじだけでなく取り分けスプーンとしても使えるサーバーも同じ。じっとキワの部分を眺めていると、その手数の多さに気が遠くなってしまいそうです。「手はかかるけど、絶対こっちの方が長持ちするから」と、初めて工房を訪ねた際に話していたのが心に残っています。

今回『やっぱり、ごはん党』のための作品を納品するのに、奥様と1歳10か月の娘ちゃんを連れて横須賀からかけつけてくださった宮下さん。食べるのが大好き、小さな体で元気よく動き回る彼女のパワーの源は、お料理上手な奥様の美味しくて体に優しい手づくりごはん。アンケートの回答に添付されていたお料理の写真がキレイすぎて料亭みたいと褒めると「だって、いきなり振るんですもの。その時作ってたご飯を仕方なく撮りました」と言うのですが、いやいや…。宮下さん、羨ましすぎです。

カワイイ娘ちゃんと素敵な奥様に始終目じりが下がりっぱなし、といった感じの宮下さん。お一人でお会いした時とあまりにイメージが違ってなんだかちょっと可愛らしく見えてしまいました(笑)。大柄なせいか余分に男っぽく見えてしまいますからね。ぜひご飯茶碗片手に撮影を、とお願いしたら「それだけは…お許し下せえお代官様」というメッセージが来たので、宮下さんのお顔を見てみたいという方は以前にご紹介した時の記事をご覧ください。照れ屋さんなんです。でも、幸せいっぱいなムードは隠しきれず、一緒にいるだけでこちらまで温かな気持ちになってしまいました。

いいなあ、こういうの。お米レンジャーも、しばし休戦といったほんわかさです。ではでは、シアワセのおすそ分けをいただきましょう。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-豚のしょうが焼き ・キムチ

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:玄米の塩むすび 2位:いくら  3位:しゃけ 

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-竹本ゆき子さん

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-嫁が最近よく作っていた料理で記憶に残っていたものを二品。

【とりごぼう】

とりもも肉
ごぼう
しょうゆ
みりん
だし

1.とりもも肉を一口大に切り、熱湯をかけ、余分な油を除く
2.ごぼうを適当な大きさに切る
3.鍋にしょうゆ、みりん、だしを煮立たせ、1.2を入れ、柔らかく煮る
☆だしがなければ水でも。ごぼうを柔らかくしたかったら、先にごぼうだけ煮てから、鶏肉入れます。

【スパニッシュオムレツ】
たまご
豆乳
玉ねぎ
トマト
ピーマン
パプリカ
キノコ
しお こしょう

1.熱したフライパンにオリーブオイルと切った具材を入れて、しおこしょうでしんなり炒める
2.炒めた具材を取り出し、フライパン洗う
3.再びフライパン熱し、割りほぐした卵と豆乳に少しだけ塩を入れ混ぜたものを投入する
4.しばらくかき混ぜ、炒めた具材を入れる
5.底に焦げ色がついてきたら、ひっくり返し、蓋をしてじっくり火を通す。

☆具材は何でも。ベーコンチーズ、残った野菜。具沢山が美味しい。

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——-おにぎりをずら~っと並べるのをイメージして長皿を作りました。水分を多少吸ってくれるので木との相性はとても良いです。焼きたてパンも相性抜群です!


わあ~~~~美味しそう~~。宮下さん、そして奥様、ありがとうございます!そして、ご馳走さまでした~(笑)。

宮下さんの作品はコチラです。

 

『ごはん党』メンバー紹介#9 沼田智也さん

ついに、ついに来ましたよ。ここのところ苦しい対戦が続いていたお米レンジャー、やっと救世主が現れたのです。…だってもう、みんな糖質ダイエットとか言っちゃってさ。炭水化物を食べないとか食べても少しだけ、夜何時以降はお米を口にしないとか…んもう、レンジャーパンチ!レンジャーキック!とどめにレンジャービームだ、それ~~~!といくら戦っても全然手応えなし。なよなよしちゃって倒しがいがないったら。そんな状況にやきもきしていたお米レンジャーの前に現れたのは、ゴリゴリのごはん党。”No rice, No Life”と言い切るナチュラルボーンごはん党、沼田智也さん。さすがです!なんてったって、農家のせがれですもの。今年からお父様にかわって田植えも収穫も仕切るようになり、本格的に半農半陶の生活を目指す、というお話も聞いたばかりでした。SNSには颯爽とトラクターを運転する沼田さんの姿も。サービス精神旺盛な沼田さんはいつでも期待以上のパフォーマンスで周りのひとを楽しませてくれるのですが(これまでの沼田さんの記事もぜひご覧ください。彼の絵付けから伝わる子供のような無垢な好奇心の源泉がきっと読み取れるはず…)、今回のアンケートでもそれは十二分に発揮されています。

それでは、われらがごはん党代表「新米のウマさハンパないッス」智也さんのごはん観をご披露いただきましょう。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-色々ありますが、やっぱり豚のしょうが焼きですかね。のこった汁でもう一杯いけちゃいますよね。どちらかというと「キャベツの千切り食べたいな。じゃ、生姜焼きつくるか」てカンジでつくるんですが、結局めちゃご飯進んじゃうんですよね。。。
拙者の場合、肉は漬け込まず、軽く焼いて一度フライパンから取り出し、肉汁に酒、みりん、醤油、おろし生姜をガッといれて煮詰め、そこに再度肉を投入。適度にからませて千切りキャベツの上にドサっと。て、つくり方でごわす。
お米レンジャー注*写真は今回のアンケートのためでなく、はじめにこのお米の企画展に参加していただけないか、とご連絡した際にいきなり送られてきたもの。「昨日の深夜、孤独のグルメて番組で生姜焼きでてきて。汗 早速昼につくって食べてもりもり働いてます!」というコメント付きで。余計なお世話ですが沼田さん、独身でいらっしゃいます(笑)。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:筋子  2位:シーチキン  3位:野沢菜

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-無回答(お米レンジャー注*お写真を見る限り…ご自分の作品かな?でも、キッチン付き工房にはいろいろな方の作品が揃っていましたよね。クラフト展などではお友達になった作家さんと作品の物々交換をすることも多く、サッカーの試合でユニフォームを交換するみたいな感じだ、と笑っていましたっけ…。沼田さん、本当にお友達が多いんです。)

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-やっぱ納豆だっぺ!
地元・高萩でつくっている「宝来納豆」がマイベスト!醤油とカラシ、薬味はシンプルにネギ。オクラでもよし。贅沢にいくなら卵の黄身をいれてもよい。混ぜ過ぎるのは粋じゃないぜ。
Simple is Best!

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——-兼業農家の長男です。子供の頃から田植えなど農作業を手伝っておりましたが、思春期以降、農作業からしばらく距離をおいてきました。ですが、満を待して今年から米作りはじめました!

「やっぱり」つーか、「ゴリゴリ」のごはん党です。ナチュラルボーンごはん党です、ジブン。新米の美味しさはハンパないス。

No Rice No Life


沼田さん、ありがとうございました。
「ノーライス、ノーライフ」お米レンジャーの戦闘服の背中にプリントさせていただきます!!

沼田さんの作品はコチラです。

 

『ごはん党』メンバー紹介#8 嶋田恵一郎さん

またまた、お酒の臭いがします。ご飯はいらないから、つまみだけあれば吞みつづけられる…とでも言われてしまいそうな予感がしてきます。お米レンジャーの強敵、ポンシュ…。だって、魚卵ですよ。天下の魚沼を抱える新潟ですよ。でも知ってしまったんです。嶋田恵一郎さん、お酒も相当お好き、でも実はちゃんとお米LOVEだということを。…なんだけれどもダイエットなのか健康のためなのか、基本、お米はお昼にしか召し上がらないというお答え。だからお昼はどんぶり飯…。いいんだか悪いんだかなんとも微妙なラインのような気がしないでもないですが、ひとさまのお食事事情に口を突っ込むわけにはいかないですよね。しかも相当、きちんと丁寧に作られた美味しいモノばかり食べていそうだし…。

嶋田恵一郎さんは、柏崎で作陶されているのですが工房はGallery Tanneギャラリータンネさんという、コーヒーも飲めるギャラリーと同じ建物の中。ご自身もカフェに毎日立ち、コーヒーを淹れています。タンネさんのことはInstagram(gallerytanneで検索してください)で知ったのですが、オーナーの荒木さんが独自の審美眼でセレクトされる魅力的な作品たちの写真に混じって、ものすご~く美味しそうな食べものの写真がいつもパパろばとの間で話題に。思えばそこで紹介されていた写真の中でいつもいつも嶋田さんの作品ばかりに目が行ってしまったパパろばがメッセージを送ったことが、今こうして嶋田さんの作品をご紹介できるようになるきっかけだったのですね。ママろば、インスタやフェイスブックなどのSNS懐疑派で、バーチャルのコミュニケーションの場というイメージからどうしても抜けられないでいたのですが、いざ実際お会いしてお話しもして、そしてこうして作品にお料理を盛りつけたりできる幸せを噛みしめてしまうと、きっかけなんてなんでもいいんだな、とも思えてきたのでした。だってその場がなかったら、今のお付き合いはなかったのかもしれないんですものね。…おっと、話がまた明後日の方向に行ってしまいました。しかもなんだか一瞬お米レンジャーの使命も忘れていたような…。ええい、お酒のつまみなんぞ、お米にのっけて食べてしまえ!!

…でも、よく考えたらお酒もお米で出来ているのだから、結局お米を食べているのと変わらないということですよね?お米レンジャーとしては、お酒(日本酒ならば)を敵対視する必要はなかったのかも!?むしろお酒も仲間?う~ん、すでにお米レンジャーの使命というモノがなんだったかも忘れてしまいそうです。話がこじれすぎないうちに、嶋田さんのお米観をうかがいましょう。陶芸を教えていたこともある、嶋田恵一郎さん。とてもおっとりとした、物腰のやわらか~い温かな印象の方ですが、時々ズバリ物事の核心を突くようなことをさらっとボソッとつぶやいたりする、なんとも独特の雰囲気を持った方です。ご本人には話したことないのですが、教師であるお米レンジャーの兄にそっくりな佇まいで、どうも他人と言う気がしないのです。自然への優しい眼差しや動物好きなところ、仕事のパートナーであり、敬愛するギャラリストである荒木さんをリスペクトしながらも徹底的におちょくるユニークなイラストたちは、彼個人のインスタ(タンネさんのブログに書かれているS氏のインスタグラム、というリンクからぜひ見てみてください)でご覧になれます。味のある絵が、とってもいいのです。添えてあるひと事セリフがなんともいえず面白くて。その筆致は作品の中でも見られることがあり、思わずくすっと笑ってしまいます。

荒木さんに「夏休みの宿題的な」と評されたアンケート。ちゃんと期限までに提出すると思いますよという荒木さんに急かされたのかどうかはわかりませんが、ちゃんと締め切りまでに提出してくださいました(実は少数派)!


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-柏崎の珍味 田塚屋さんの「鯛の子印 魚卵塩辛」です。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:梅干し  2位:鮭(新潟の加島屋さんの鮭茶漬けだと最高に嬉しい)  3位:焼きたらこ

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-小野哲平さんのどんぶり
  基本的に夜はごはん(お米)を食べないので、お昼にどんぶり飯

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-質問1にもあげた 「魚卵塩辛」とバルサミコソースのハンバーグです

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——-ごはんやオカズ類が美味しく引き立たせられるようにと思い作りました。使ってもらって そう感じてもらえたら幸せです。


嶋田さん、ありがとうございました。嶋田さんのうつわは、使ってみてはじめてハッとさせられるような、お料理の映え方をします。ああ、これはあれを盛り付けたら映えそうだな、とか思って使うのに、実際に使ってみるとさらに驚かさせられるのです。…それにしても嶋田さん、魚卵塩辛とバルサミコソースのハンバーグって、いったいどんな味なんですか???気になりすぎます!!

*嶋田恵一郎さんの作品は、ご本人のご意向によりオンラインショップへの掲載予定はございません。

 

『ごはん党』メンバー紹介#7 高田谷 将宏さん

『ごはん党がゆく!突撃お米レンジャー』ことママろば、ちょっと苦戦しております。なんだか今回の相手はかなり手強い気が…。もしや、あれですか?同じお米でも”ごはん党”じゃなくて”お酒党”が出てきてしまったのでは…。高知出身。大柄で屈強そうな体躯で大変な酒豪、と聞いていたせいかもしれませんが、まずアンケートが一向に戻ってこないことでも手こずっていたのに、どうやらアンケートをお願いしたメールそのものを読んでいないらしいということをパパろばから聞くだに「う~ん、ますます手強そう」と構えてしまうばかり。

そうしてやっとこさ戻ってきたアンケート回答を見てまた絶句。…み、短い。

いや、これでも上出来としよう。何せとこっとん口数が少ないと、パパろばが2年前常滑の工房にお邪魔した時にも話していたではないか。それにこのそっけなさ、かえって高田谷さんらしくてより人となりが伝わりやすいのかもしれない、とどこまでもポジティブ志向のお米レンジャー。気を取り直してアンケート内容を読んでみると…ガクッ。…そ、そっけない。そして料理内容も…やはりどこから見てもそれは、ごはんというよりお酒がススむお料理ばかりのような気が…。

いやいや、それこそキャラクターを物語っている。だいたい、そっけないアンケート内容など見なくても、あの馬鹿でかい飯椀の持つ迫力、堂々とした佇まいを見るだけで十分ではないか。しかも、作品リストのそれは「飯椀・小」と書かれている。丼かと思ったものが飯椀・大なのだ。大きな手で、がっしりとお椀をつかんでわっしわっしと飯をかっくらう姿が目に浮かんできたぞー。やはり、お米レンジャーの敵ではなかった。お酒好きが常にお米を食べないわけではないのだ。お酒も飲んで、ご飯もしっかり。いや、お酒の後の〆のお茶漬けか…?もう、余計な脚色はやめておこう。お米レンジャーの喋り方をすっかり男っぽく(そしてなぜか昭和っぽく)してしまうくらい十分に説得力があるんだから、もう何も言うまい。

そう、男は黙って!!

 

…というわけで、高田谷さんの回答を。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-お刺身。特にぶり・かつお

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:うめ  2位:しそこぶ  3位:シーチキン

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-村木雄児 唐津

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-蒸し鶏むね肉のねぎソース

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——-めしわんはみんなマイめしわんがあると思うのでそれでも買ってもらい使ってもらうってのは大きなことだなぁ。と


高田谷さん、ありがとうございました。なんか変なテンションですいません、失礼いたしました!

…でも、そうですよね。言われてみれば、本当にすごいことです…おおきなこと、だあ。

高田谷さんの作品はコチラです。

 

『ごはん党』メンバー紹介#6 Hachiemon(太田多恵子さん)

『やっぱり、ごはん党』2日目を無事に終了いたしました。今日、17日の日曜日は、ライスイベント『ごはんを、もっと美味しく』を行います。ろばの家に新米のおにぎりとお野菜たっぷりのお惣菜を持ってきてくださるのは太田多恵子さん。3年前に育児休暇に入り休業してしまったHachiemon(はちえもん)さんは、代々お米農家である生家の母屋を改装した予約制のレストラン。広告なども一切出さず完全に口コミだけで集客していたのにも関わらず、わたしたち家族がつくばに越してきた頃はずいぶんと予約で忙しそうにしていました。休業して3年も経つというのに今でも予約の問い合わせが来ることもあると言って本人は驚いていましたが、ワタクシお米レンジャーママろば、全然驚きません。多恵ちゃんとはかれこれ15年以上のお付き合いになりますが、札幌からつくばに遊びに来るたびに泊めてもらったり、つくばに来てからはチビろばたちと遊びに行っては夕飯をご馳走になり、食卓に並ぶ彼女のオリジナル料理の数々にいつもいつも刺激され続けていたのですから。一刻も早く復帰してほしいよねと、いつもパパろばと話しているのです。だって本当に、ああいうお料理を食べさせてくれるお店がないんですもの。ああいうお料理って、どんなお料理なんだ?といういと、それはもうひたすら”軽い”としか形容できません。先日写真にも出てくる豚キムチを撮影しに図々しく夫婦のランチタイムにお邪魔した際に「わ、なにコレ軽い!」と声をあげると、旦那様(実はろばの家でも扱っているイタリアの食材を輸入している某ワインインポーターの社長だったりするのですが)が「お母さんの苦手料理はね、重たい料理なんだよね。何作ってもどうしても軽くなっちゃうんだよ、ね、お母さん」と腰に手をまわしていました。とても仲が良いのです。

女性にとって、特に、家族のために毎日台所に立たなければならない立場の人間にとって献立のヒントをくれる友人ほどありがたい存在はありません。多恵ちゃんの料理はいつも何か特別なひと手間や「これだけは気をつけなければならないポイント」が必ずあって、いわば彼女自身そのポイントをつかむまで何度でもその料理を繰返し作っては納得のゆくまでアップデートしてゆくようなのですが、その驚きの食後感の豚キムチひとつとっても「とにかくガッチリキムチを炒めつけることだね~」と言い切っていました。なんというか男気があるというか、さっぱりしているというか、ぐじぐじしたところのない、べらんめえな喋り方をするんです(笑)。レシピを教えてよ、というのはNGらしく「だからあたし、料理教室とか頼まれるんだけど絶対できないんだよね。あの、大匙いくつとか、小さじ2分の1とか、無理無理…」と。「多恵ちゃんさあ、料理本見ながら調味料計って何かつくる、とかしたことないの?」と一度聞いたことがあるのですが、お菓子はともかくおかずなどではやったことがないと言っていました。どこかで感動する美味しさの料理に出会ったら、ひたすら舌の感覚で再現してみるだけなのだそうです。きっと、料理の基本が身体の中に出来上がっているひとはみな、そんな感じなのでしょうね。この豚キムチも、つくばが誇る銘韓国食堂白飯家さんで食べて多分こうやって作るんだろうな、と思ってやってみた結果、腑に落ちたやり方なのだそうです。作るところを見させてもらいましたが、レシピに「キムチをよく炒め…」と書いてあったら自分がやるであろうポイントよりずっと先まで、よく焦げないな~というくらいのレベルまで焼き付けていました。「え~、こんなに炒めるんだあ」と驚くワタシに「ただ和えるだけみたいに炒めるんなら、生のキムチ食ってりゃいいじゃん」とまたまた旦那様がボソリ。うう、確かに。ふわふわトロトロの卵を添えるのも白飯家流で、しっかり発酵しきった熟成キムチの辛さを卵を和らげて一緒に口に入れるとんも~う、たまりまへん。こりゃあ本当にごはんがススムってもんですよ。

写真がイマイチだったらすいません。もたもたしてると「さっさと食えよ」とまた旦那様からどやされそうで、撮影もそこそこにご相伴にあずかってきちゃいました。ちなみにその日は他にも厚揚げを焼いたのに人参、えのき、しめじを干してお出汁でさっと煮たゆるい餡と生姜をかけた副菜と、漬物名人である多恵ちゃんのお母様のばくら瓜の鉄砲漬け(もしかするとライスイベントで皆さんにもお味見していただけるかも!)が食卓に並んでいました。そしてもちろん、土鍋で炊いた美味しいご飯。笠原良子さんの白い鉢も、嶋田恵一郎さんの渋い色合いの鉢も、多恵ちゃんの料理がどーんと無造作に盛られただけでパッと命を吹き込まれたよう。

というわけで、カメラを置いて「いっただっきま~す!」……はうう~~~、シアワセ…。残念ながらこの豚キムチを今日のイベントではお出しすることはできないので、モーレツに豚キムチが食べたくなってしまった方は白飯家さんに行ってください(笑)。ろばの家のキッチンはとても小さいのです。ごめんなさい、食べたくなっちゃいますよね。

さて、彼女のアンケート回答もご紹介しておきましょうね。「なんか、自分が好きっていうより子供たちが好きなのって感じになっちゃうんだけど」と言って教えてくれました。上から小5、小3、3歳の3児の母。旦那様がかかえる従業員のまかないを作ることも、名だたるシェフたちを自宅でもてなすことも、イベントで大人数にお料理を出すことも「家で作ってる料理となんら変わんないんだけどね~」とあっさりこなす、頼もしいお母さんです。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-豚キムチ、生姜焼き、マーボー豆腐かな。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:梅干し  2位:塩昆布 

質問3:愛用の飯椀を見せてください。

——-田村文宏さんの飯椀の色違いを夫婦で使っています。明るい色の方が自分用。


多恵ちゃん、ありがとう!!そして、いつもごちそうさまです!

 

『ごはん党』メンバー紹介#5 近藤康弘さん


『やっぱり、ごはん党』では飯茶碗やご飯を炊く土鍋、などのように直接お米に関わるうつわばかりが並ぶわけではありません。ご飯はたいていの場合おかずと一緒に食べるので、そのおかずを作るための道具もまた、ごはん党にとっては大切な存在なのです。写真は、近藤康弘さんの蓋物。塩壺としてお求めになる方も多く、わたくしママろば…じゃなかったお米レンジャーも(←しつこいですね…(-_-)、実際にウチで小さいサイズのものを塩用に使っています。適度な吸湿力がある陶器は、塩や砂糖など湿度を嫌うもの、発酵食品のように酸素を好むもの、の保存に最高なのです。シンプルで、でも温かみもあって機能的。まさに長年探し続けてきた理想的なこの蓋物が、いかにお塩や梅干などを保存するのに適しているかということについては、このHPの記事で事細かに語り尽くしているのでぜひそちらもご覧くださいね。

ご自身で梅干までつけてしまうという近藤さん。今回の『やっぱり、ごはん党』のDMの写真も、近藤さんの土鍋をお借りして撮影しました。普段工房でひとりでごはんを食べる時にお使いのものということで、使い込んでいい味が出てきていました。使い込んで風合いも変化して、時間とともに愛着もわいてゆくようなそんな台所道具に囲まれているだけで「よし!今日は何つくろうかな」とキッチンに立つときの気持ちも変わります。時には疲れていたり、面倒になってしまっても立たなけばならない場所なだけに、せめて毎日使う道具くらいはお気に入りのものを揃えてゆきたいですよね。近藤さんは、手をかけ、時間をかけ、ちょっと面倒でも現代の便利さに流されない様々な日本の風習を愛してやまない、ちょっと古風な雰囲気もある方という印象をお話からいつも感じていました。そんな近藤さんのごはん観、お米レンジャーとしましてはちょっと興味があって、実はアンケートのお返事楽しみにしてたんです。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-しめ鯖が大好きです。焼売、イカフライもご飯三杯はいけます。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:炒り卵  2位:紅鮭  3位:昆布 

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-15年程前に買った金海窯の大振りの飯碗ですがこいつが一番気に入っています。

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-学生の頃、お好み焼き屋さんでバイトしていたので、食べるのも好きですが、作るのにも自信がありました。ある時、大阪の実家で同じ材料で母が焼いたものと自分が焼いたものとを食べ比べした時に母の方が全然美味しかったのです。見た目の美しさはこちらだったのですが、あの時何か大切なことを悟ったような気がしました、やっぱり愛情でしょうか…。

もちろんおかずの話です。

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——-もうすぐ新米の季節ですね、米炊き土鍋で炊くと本当にご飯が美味しいです。美味しく喜んでもらえるといいなぁと思って作りました。
あと蓋物をサイズ、釉薬違いでいろいろと作りました、塩、砂糖、以外にも梅干しや佃煮、お漬物など使い方いろいろです。美味しい秋の食卓を彩る一助になればいいなぁと思います。


近藤さん、ありがとうございました!そうですよね。愛情。これにまさる調味料はありません!
それにしても、炒り卵のおにぎりってどんな味付けにするのでしょう。。。甘じょっばくするのかな?お米レンジャーとしては、かなり気になります!今度教えてくださいね!

近藤さんの作品はコチラです。

 

 

『ごはん党』メンバー紹介#4 わら細工たくぼ 甲斐陽一郎さん

さてさて、今回はおむすび、の話を。正当派お米レンジャーとしてはですね、はずせないわけですよ。おむすびころりんすっとんとん、ですからね。それにしても子どもの頃繰返しつぶやいていたような昔話の内容や歌の歌詞って、かなり適当だったりしますよね。今こうしておむすびころりん…って書いていると「あれ?すってんてん、だったかな?すっこんこん?いや、すっとんとん、だったよね…?」と心配になってしまいました。子どもの頃は歌詞の意味を深く追求したりしないので、耳で聞くままなんとなくそれっぽければオッケーだったんですね。アルプス一万尺だって、どうして子ヤギの上でアルペン踊りをしなきゃならないのか疑問を抱くことなく、ずっと(割に最近まで)小槍を子ヤギだと信じていましたし、山にお爺さんがうしば刈りに行くと聞けば、庭の芝をきれいに刈るんだなと納得していました。子どもにとってはもっと、足の速い鬼だとか、山姥の裂けた口だとか、殴り殺されてしまったおじいさんの犬だとかの方が、ずっと気がかりでリアルに心に残るものだから、些細なことにこだわってなどいられなかったのかもしれません。と、ずいぶん話がそれてしまいました。…ころりんすっとんとん、と。そう、お結び。

わら細工たくぼさんとは、本当に、ご縁としかいいようのないめぐりあわせで、今回『やっぱり、ごはん党』に出ていただけることになりました。6月に一泊二日の弾丸スケジュールで宮崎県西臼井郡、高千穂峡に壷田和宏さん・亜矢さん夫妻(一緒にごはん党に参加して頂きます)を訪ねた際に、和宏さんが連れて行ってくれた蔵造りのおむすびカフェ。そこで出会ったひとつの注連縄(写真下)があまりにさりげなく、そしてなぜかどうにも心落ち着く雰囲気があって、頭から離れなくなってしまったのです。そもそも、神社の境内以外で縄で作られた飾りを見ることなど、お正月以外にはなかったことなのですから。そしてこれまで、しめ縄に興味を覚えたことなどなかったのです。こんなにもさり気なく注連縄というものが壁にかけられている様子が不思議でもあり、とても新鮮でした。高千穂は古事記・日本書紀に記される天岩戸神話を伝える神社などがあるなど日本神話発祥の地として「神々の里」と呼ばれる地域です。和宏さんが、この地方では常に神が宿っているとして一般の家庭でも、一年中注連縄を飾る風習があると教えてくださいました。例えば失くしものをしたり病気の人が出ると郡司さんに相談に行くなど、神事が根強く町の人々の暮らしに浸透しているというのです。和宏さん一家も移住組で、この地方の出身ではないのではじめはとても新鮮なことにうつったようです。でも、ご自宅にはやはりたくぼさんのしめ縄が飾ってありましたし、高千穂のその神聖な空気は肌に合っているんだな、と話していて感じました。

農閑期に自宅の藁を利用して、昔から高千穂に伝わっていた伝統的な注連縄をつくりはじめた先代の時から60年以上、自宅で栽培した稲穂で家庭用のものから、高級旅館の特注品や神社の鳥居、拝殿まで注連縄ならあらゆる種類のものを作っているというたくぼさん。和宏さんから注連縄だけではなく台所道具の鍋敷きも作っているときき、これはもう是が非でも使ってみたいと思ってしまいました。本来ならかなり余裕を持ってお願いしなければ難しいところを、ほかでもない和宏さんの紹介だからと急な注文に応じてくださり、先日届いたのが冒頭の写真の鍋敷きたち。大きな箱の蓋を開けた途端、息をのみました。青々とした、刈りたての藁の香り。高千穂の澄んだ空気まで一緒に箱にとじこめられていたかのように、ろばの家に田んぼの風景が広がりました。…と、すっかり前置きばかりが長くなってしまいましたね。でもこの芳しい香り、皆さんもきっと店内に足を踏み入れた瞬間、ハッと気が付いていただけると思います。深呼吸、したくなりますよ。

さて、そんなたくぼさんの当主として現在しめ縄を綯っている甲斐陽一郎さんのごはん観、かなり気になりますよね。高千穂の澄んだ水が流れる田んぼでとれたお米、きっと、とても美味しいんだろうなあ。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-アジ南蛮
宮崎では夏から秋にかけて、漁港でアジゴと呼ばれる小さなアジが釣れます。自分で釣ってきたアジゴを南蛮にしたものがこの時期の最高のおかずです。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:梅  2位:わさびの葉(めはり)  3位:しいたけ

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——-壷田さんの飯碗を毎日使わせていただいております。土鍋も壷田さんのものです。


質問5:今回出展していただいた作品を、どのような想いでお作りになったか簡単なコメントもしくはメッセージをお願い致します。
——-我が家は自分たちで田んぼをして藁を手がけています。山間の小さな棚田で稲作をしております。モノの向こうに日本の原風景でもある「田んぼのある暮らし」を感じていただけるようなモノづくりを心がけています。わら細工の素朴さと温かみを感じていただけたら幸いです。


甲斐さん、ありがとうございました!お米レンジャーとしては、甲斐さんが2位、3位に選んだおむすびの具(特に3位)が素敵すぎて、思わず過剰反応。し、しいたけって?おむすびの具になりえるんですか?それは、高千穂では一般的なものなんですか?思わず尋ねてしまいました。なんとご丁寧に写真までつけて教えてくださったのですが、先のおむすびカフェで出されているおむすびなのだそう。


なんとも可愛らしい姿のしいたけむすび。そりゃあもう、山を転がり落ちる姿も愛らしいことでしょうね。おむすびころりんすっとんとん。あ、もひとつおまけにすっとんとん、と。ご縁に感謝、です。

わら細工たくぼさんの作品はコチラです。

 

『ごはん党』メンバー紹介#3 笠原良子さん


ワタクシ突撃お米レンジャーのママろばは、この、笠原さんの飯椀のカタチが大好きなんです。高台が高くて持ち易く、厚みもしっかり。形は浅めなのに山盛りお米を盛ってもサマになる。「お米を食べてる!」という実感がガシガシ湧いてきます。手に持った時の安心感が違うんですよね。笠原さんの作品はどれも。ごはんって、日本人のパワーの根幹をなしてきたものです。「ちゃんとごはん食べなきゃ力が出ないぞ!」なんて、よく言われませんでした?小さなころ。だから、個人的に飯椀は繊細な感じなものよりしっかり手に馴染むものが一番と思っています。

笠原良子さんは益子にほど近い市貝町に工房兼ご自宅を構え、制作されています。かわいいお子さんがいらして、しばらく制作活動をお休みして育児に専念されていた時期もありましたが、そろそろ本格的に仕事に戻ろうという頃にご縁をいただきました。独立前はずっと益子で活動されていて、今回一緒に参加してくださる益子の近藤康弘さんとは修行時代からのお付き合い。その近藤さんが「良子ちゃんにはかなりお世話になりましたよ~。ろくに食べられるだけのお金もなかった自分に、畑で獲れた野菜で料理を作ってくれたり。どんだけ救われたか…」と回想。その頃から、お料理上手と評判だったそう。

そう、何を隠そうワタクシ、今回のアンケートで密かに狙っていたのが笠原さんのレシピだったのです。だって、わかるんですよ。お話ししていると。この人はお料理好きな人なのか、そして、どのくらい食べることが好きなのか…。笠原さんは多分とっても、控えめに言ってものすご~く、食べることが好きな人、食いしん坊なんです。美味しいモノの話になると、眼がキラーン!と光ります(笑)。教えて頂くお店は秘密にしておきたくなるほど美味しいし、いただくものはとびっきりだし、第一、子育てや家事だけでも忙しいのにあの広大な家庭菜園!!いつ仕事してるんですか?と聞いたら「雑草放置です」と笑いながらワサッと新聞にくるんだパクチーを下さったり。「ご迷惑じゃないですか?」と言いながら納品の度に立派なお野菜を持ってきてくださるのが嬉しくて嬉しくて…。SNSなどで笠原さんの投稿を見ると、90%くらい食べもののことで占められている気が…言いすぎかしら(笑)。インド料理の教室にも通ったと話していたし、2年前の冬笠原さんの土鍋や耐熱のお皿を中心に『冬は鍋』展を行った際にも、ご自身の耐熱皿でいつも作っているというアヒージョの作り方を教えてくださったり、スペインの郷土料理コシード用のお鍋も作ったりと、守備範囲が広い!今回も、期待通り美味しそう~なお茄子のお料理を教えてくださいました。なんとママろば、レシピいただいたその日に試しちゃいましたからね。これがまた、ちょうどタイミングよくお茄子が冷蔵庫にあったんですよ。お米レンジャーも真っ青の、おかわり攻撃です。確かに、ご飯が進むすすむ…。

笠原さんはご自身で「主婦目線」だなんて言ってましたが、とにかく料理をする人がつくるうつわなのです。お料理が映えることばかりではなく扱いやすさ…洗う時やしまう時のこと、テーブルに運ぶ瞬間まで…を、ここまで考えてうつわを作っているひとは、あまりいない気がします。笠原さんの説明を聞いていると「少し汁があるおかずにもイケるしパスタも食べやすい」「長いサンマでも切らずに盛り付けられる」「お鍋の取り皿にもよいサイズ」など、ああ、本当に料理をしながら、家族と食卓を囲みながら「もっとこうした方が使いやすい」「こういうのがあったらいいのに」と日々試行錯誤されているのだなあ、と思ってしまうコメントばかり。そしてそれを、これまたカッコイイ姿で具現化してしまう。笠原さんのうつわがどれも、使えば使うほど手放せなくなってしまうのはそのせいなのかもしれません。ウチでは、あの笠原さんの大きなオーバル皿がなかったら出来ないお料理もあるのでは?というほど愛用しています。

さて、ついつい熱が入りすぎてアンケートの回答までなかなかたどり着けませんでした。お米レンジャーの仕事もしなくては!はい、笠原良子さんに聞きましたよ~。

 


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?
——-質問4にレシピを載せました。

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?
——-1位:鮭  2位:青菜  3位:シーチキン

質問3:愛用の飯椀を見せてください。
——- 自分の品物ですが、 「カフェオレボウル」を飯碗として使っています。深めでちょうどいいので。

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。
——-肉とニラの餃子。ナスと大葉の味噌炒め。

◉肉とニラの餃子
材料 大判20個分
豚ひき肉250g、ニラ100g(一袋)みじん切り、餃子の皮(大判薄皮)20枚入り
調味料・にんにく一片 すりおろす、醤油 うどんのつゆ(濃縮タイプ) 酒 みりん 砂糖 ごま油 全て大匙二分の一 卵1個
油(焼く時に)大匙2

すべて混ぜ合わせ 包んで焼きましょう。焼きあがる最後にごま油を少し回し掛けすると 美味しくなります。*実家の母が作る餃子はいつも 肉とニラの餃子でした。しっかり目の味付けをすると 美味しいです。

◉ ナスと大葉の味噌炒め
材料
ナス4本(好みで増やしてください) 大葉10枚

調味料
味噌 大匙一と二分の一、酒 みりん 砂糖 各大匙1 油大匙2から3

・ナスを縦半分に切り 斜めに切り込みを入れ さらに縦半分か3分の一に切る。水にさらしてアクを取り ざるに上げ水気をとる
・フライパンに油を2から3入れ ナスを敷き詰める。中火でじっくり火を通す(焦げ色をつけるように 焼いてください)
・ナスを箸で押して柔らかくなったら火を弱め 油以外 合わせておいた調味料を 入れ 炒める。(味噌を入れると焦げやすいので弱火で)
・刻んでおいた大葉を入れて サッと炒めて完成です。

 ✳︎家庭菜園をしていると ナスや大葉がたくさん採れます。味噌炒めをすると ご飯とあって美味しいです。

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?
——-ご飯をいつも作るので こんなのがあったら良いなと思うものを作りました。惣菜を入れて 冷蔵庫から食卓にそのまま出せるようなイメージで 蓋物も作りましたので 見てください。


笠原さん、ありがとうございました!またぜひ美味しいおかずのレシピ、教えてくださいね。個人的にはエスニック料理も教わりたいです!!

さあ、しっかりおかわりもして満腹気味のお米レンジャー、寝ている場合じゃありません。どんどん前に行かなければ。ススメ、ごはん党!

笠原さんの作品はコチラです。

 

 

『ごはん党』メンバー紹介#2 古松淳志さん

『ごはん党がゆく!突撃お米レンジャー』ママろば、今回は南伊豆の古松淳志さんをご紹介します。突撃しようにも、いつも優しく穏やかな印象の古松さん。直接お会いしたこともないレンジャーは出番なしの空回りです。いつもお電話の声やパパろばから聞く話だけで勝手に妄想していたのですが、いただくメールを見ても、作品などにちょっと添えている言葉をみても、「んもう古松さん、仏っ」と思わずつぶやいしまうような溢れる気遣い…しかも、ものすごく自然な感じで。その人当たりの滑らかさ加減でなんとなく年上の方を想像していたのですが、何かで写真を拝見したところアレ??とっても若い!?作品が落ち着いていて渋いのでつい、、、。失礼しました!!

ろばの家では、シンプルで温かみのある粉引きのうつわ、同じく粉引でも古代中国の壁画からヒントを得たという篆刻がほどこされた岩画シリーズなど、初年度から古松さんの作品を置かせて頂いています。優しいフォルムや穏やかな色合いのために軟らかそうに見えるのですが、古松さんのものは非常にしっかり、キーンと芯まで焼けている感じでとても丈夫です。粉引でも安心して普段使いできますよ、とご本人も太鼓判。岩画の動物モチーフのなかに、店名にちなんでカワイイろば柄のものを忍ばせてくださったり、実はなかなかお茶目な人なのかも。背筋の伸びた品のある佇まい、でもとても親しみやすい。その意外性がたまりません。月並みですが、やはり自然と人柄がにじみ出てしまうのでしょうか。

薪窯は年に1、2回ほどしか焚かないとうかがっているので、ずいぶん前からお願いしていました。今回は、どんな肌合いの作品が届くのでしょう。粉引きだけではなく三島や刷毛目、焼〆の作品も出展してくださるとのこと。嬉しくてドキドキします。

というわけで、古松さんの回答を。なんとなく、南伊豆って海の幸も山の幸も美味しそうだな~。

 


 

質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?

——-刺身、納豆、梅干、塩辛←これおかずですか?

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?

——-1位:梅干  2位:鮭  3位:全部好き 

質問3:愛用の飯椀を見せてください。

——-恥ずかしながら、拙作でございます。

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。

——-春:新じゃがの肉じゃが
     新たまねぎドレッシングのサラダ(玉ねぎすりおろし、ごま油と醤油)
        春キャベツと塩麹鶏のサラダ
   夏:夏野菜の揚げびたし
         秋:金時草のすだちがけ
         ローストベニソン(ご飯は進みません)
         鹿肉燻製(これもご飯は進みません)  
        冬:鍋(色々)
        あとはとにかく刺身、イノシシ焼肉

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?

——-難しい質問ですね。


 

はい、塩辛。立派なおかずと思います。他にも塩辛を挙げた方いましたよ。ローストベニソンってなんだろう?と思い調べたらローストビーフの鹿バージョンだそうで、鹿、イノシシ…工房はかなり山の中と聞いていますが、もしやご趣味は狩猟!?燻製も自家製??ご飯は進まないかもしれませんがお酒は進みそうです。それにしても謎すぎます、古松さん。やはりここでも意外性にやられます。春夏秋冬、どのメニューもそそられ過ぎて(特に秋から冬にかけて!)南伊豆に引っ越したくなってきました。…イノシシ焼肉って。。。。南伊豆ではスタンダードなんですか!!!???

ぶももっ!!古松さん、ありがとうございました!

古松さんの作品はコチラです。

 

『ごはん党』メンバー紹介#1長野大輔さん

ろばの家初登場です。なんと、高知のうつわ畑から…。

長野大輔さんは高知で作陶しています。倉敷で陶芸を学んだ後2006年に生まれ育った高知に戻り、現在も作陶を続ける三谷古清水に穴窯を築きました。2013年にはギャラリー『うつわ畑』をオープンし、制作と畑仕事の合い間をぬって直接ご自身の作品も販売されています。現在35歳、ということは…24歳の若さで今の道を選んだ、ということなのですね。うわ~。その年頃の自分を顧みると…ブルブルブル…。

さて、今回はじめてご参加いただくのでご本人に簡単なプロフィールを書いていただきました。

1982年高知市生まれ35歳
2006年高知市に穴窯を築窯する

薪を割り、粘土をこしらえうつわを作る。
高知の自然に寄り添ってものつくりをするそんな暮らしが仕事。
文旦 梨 藁 松の灰などの生活圏内からの素材を用いて薪窯で焼いたうつわです。

使って愉しい 使って育つ まっすぐで健康なうつわでありたい。

写真は、薪が積んである穴窯の風景です。

そんな長野さんに『ごはん党がゆく!突撃お米レンジャー』ママろばがごはんアンケートをお願いしました。にっこり写真もつけてね!と可愛くハートマークをつけてお願いしたのに、それは…(汗)と逃げられてしまいました。もう少し脅せば自撮り写メでも送ってくれたかもしれませんが、ひと回りも年が違うワタクシ(長野さん、もしかして犬年ですよね?)がこれ以上ドスを効かせるのも大人げない、と思いあきらめました。

 

というわけで、長野さんの回答を。


質問1:『ご飯が進むおかず』といえば?

——-卵焼き【ねぎ入り】

質問2:あなたの『好きなおにぎりの具ベスト3』は?

——-1位:梅 2位:明太子 3位:塩むすび

質問3:愛用の飯椀を見せてください。

——-2006年初窯のときの焼しめの碗

 

質問4:「わが家の定番」的おかず、もしくは「思い出の母の味」など、特に印象的なおかずがあれば教えてください。

——-刻みねぎが入った厚焼の卵焼きです。
長野家ポイントは、ねぎが沢山入っていることでしょうか。朝ごはん、お弁当のおかずにはヘビロテでした。今想えば母の味で我が家の定番です。

 

質問5:今回出展した作品を、どのような想いで作りましたか?

——-いつも窯出しの時に良く焼けた飯茶碗が出てくるとうれしい気持ちになります。それは他の種類のうつわでは湧き起こってこない何か・・・手袋をのけてまだ熱い飯茶碗が冷めるまでずっと掌で確かめたり。いつも一番数多く窯詰めするし、今までで一番多く作ってきているとおもいます。

カタチもいろいろ 焼き色もいろいろ 想いもいろいろ

I love 飯茶碗!!


…と、いうことでした。 ワタクシも、負けずにI love 飯…じゃなかった、飯椀Love!…といいたいところですが、正直パパろばには負けてしまいます。いつの頃からか、飯椀Loverになってしまい、展示会など行くとつい飯椀(常に自分用)を買ってしまう癖があるようで、毎日気分次第で使い分けています。ところで、写真の完璧なまでの焼け具合&美しいThe卵焼き!的なたまごやき、長野さんが「今作りました!」といって送ってくださった写真なのです。思わず「え、奥様じゃなく?」と聞くと「料理番の主夫なので!」という頼もしいご返答。ああ、早く高知のうつわ畑、訪ねに行きたい…。

長野さん、ありがとうございました!

長野さんの作品はコチラです。