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「明日死んだとしても悔いはない」毎回そう思って轆轤に向かうんだ。

「行っちゃったね。」「うん、行っちゃったね。嵐みたいだった…。」ハイエースで走り去る加地学さんをパパろばと二人で見送って、しばし呆然。4mのテーブル一面にドカドカと積み重ねてもまだ置ききれず、大きなバナナの箱5~6個にも新聞に包まれた作品が詰まったままだ。でも何もできない。手に着かないのです。あらかじめ「来るぞ来るぞ、すごいのが」と構えていたのにも関わらず、やはり相当のエネルギーが必要でした。一年ぶりの再会。またしても加地さんは、ワタシたちみんなにガッツリと喝を入れてワハハと去っていったのでした。誰もが圧倒されてしまうのです。彼のスケールに。全身全霊で生を謳歌する貪欲さと、心の底から命を讃える真摯さ。それら全てを惜しげもなくさらけ出してしまう、子どものように無防備で無垢な魂…。はじめて彼に会った人はドン引きしてしまうのではとすら思う。でも彼の作品の前に立つとすぐに納得してしまうのです。「ああ、こんな人だから…」と。前回の記事にもそれに近いことを書きましたが、正確な表現ではありません。こんな人だからこんな作品になるのではなく、こんな作品を作るために「こうあらねば」と生きているのです。意識的に。どこまでもタフに。彼と話していると、人の心を動かせるほどのものというのは、偶然や成り行きだけで簡単に生まれてくるものではないのだと実感してしまいます。加地さんの作品にはじめて出会ったときの衝撃をつづった記事もぜひお読みください。あの時とまったく同じ新鮮さで、今回の作品たちにもガツンとやられてしまいました。

生きるとか死ぬとか、大袈裟な単語ばかりで重たく感じるかもしれませんね。でもそれは実際に彼の口から聞いていないからです。お話が面白く人を飽きさせない加地さんはサービス精神旺盛。周りを笑わせてばかりです。宇宙のなりたちからサルが人へと進化することができた理由、下品にならない程度に下ネタも紛れ込ませ(笑)、次から次へと話題が切り替わります。でも抱腹絶倒の笑い話の合い間にふと「モノを作って生きていられることへの感謝の気持ち」や、時にはストレートに「もっと生きていることに感謝しなくちゃ!」というメッセージを、サブリミナルのように随所に挟みこんでくるのです。カレーが好きでインド料理屋でバイトをするうちにどうしてもインドへ行きたくなり、3ヶ月インドを放浪したこと。ヨガの聖者を訪ねて向かった山奥で盗難に遭い、無一文になったこと。バス代だけをなんとか工面してデリーに戻りさらに旅を続け…ど聞いているだけでドキドキしてしまう冒険話も飛び出します。加地さんが到着した金曜日の夜はろばの家で歓迎会を開き、笠間の船串篤司さん、Keicondoさんのほか、うつわとは全く関係ない業界の友人たちも合流して楽しいひと時を過ごしました。インドの話に差し掛かったころには加地さんに初めて会った友人たちまで、次のひと言を固唾を飲んで待っている状態に。彼が話にオチをつけるとドッと笑いが起こる。涙を流して笑い転げている人までいます。誰もが、加地さんの話に引き込まれ彼から目が離せないでいるのです。まるで魔法にかかったかのように。

実は大人たちが集まってくるまでウチのチビろばたちも一緒に食事していたのですが、加地さんはチビたちの心までわしづかみにしていました。おかしな話があって、チビろばちゃん(6歳)と一緒に遊んでいてくれた加地さんがなぜか急に「え?君バナナ好きなの?ホントに?ちょっと待って…おいでおいで」と言い出して、外に停めてあるハイエースへと彼女を招き入れました。次の瞬間、頬を紅潮させたチビろばちゃんが両手で抱えきれない程大きなバナナの房を持って現れたのです。わたしも初めて見るような巨大な房。20本ほどあったでしょう。もうチビろばちゃんは大興奮!それから5分ほど話していたと思ったらまた加地さんが「え?何?君、みたらし団子好きなの?本当?ちょっと待ってて!」とまたハイエースに消えてゆきました。わけがわからないといった風にきょとんとするチビろばちゃんと「え?まさか?まさか?」と口に手をやる兄ろばくん(11歳)。「お兄ちゃんには内緒だって!」と息をはずませ、手に大きなみたらし団子を持って現れた彼女の得意そうな顔と言ったら!兄ろばくんは妹の大好物が本当にみたらし団子であることを知っているだけに「え?え?嘘でしょ?なんで本当にお団子まで出てくるの?単なる偶然?」といぶかしそうにしています。「ママ教えたんでしょう?」とでも言いたげなので「知らないよ、何も言ってないよ」とワタシまで大慌て。もちろん単なる偶然に違いないのですがあまりにドンピシャリだったのでおかしくて…。言うまでもないことですが、それ以来ウチのチビたちの間では加地さんは「魔法使い」「四次元ポケット」…伝説のヒーローです。毎日毎日「加地さんのバナナ食べる~」と言ってはあの日の不思議な体験を繰返し話して聞かせてくれるのでした。”カッチーマジック”…ウチではすでにそう呼ばれています。

死を身近に感じてしまうようなインドという国。そこで暮らす人々の逞しさや生のリアルさに触れ、これまでの人生観を根本から見つめ直すことになった加地さん。日本に降り立った瞬間「俺はモノを作って生きてゆく」と決めたのだそう。そう決意した直後何の気なしに母親に着いて行った先がたまたま陶芸教室だった、と。「あの時変な薬飲まされてさ、身ぐるみ剥がされてインドの山奥に放り出されていなかったら、今こうして土こねたりしてなかったかもしれないよね。そう思うと感謝しなくちゃいけないくらいだよね。」とまたワハハと笑う。加地さんにかかったら、何だって感謝の対象なのだ。

「山に入って自分で木を切り倒しているとね、どうしたって胸に迫るモノを感じちゃうよね。俺なんかより長く生きてきたような樹齢の高い木がさ、ズーンと倒れてくるところを見たことあるかい?手を掌わせることしかできないよ。あんなの見ちゃうとさ、下らないもの作ってちゃ申し訳ないって本気で思うのさ。命をいただいているんだからさ。」北海道弁丸出しで話す加地さんの言葉は、そのひょうきんさとは裏腹に重く胸にのしかかってくる。同じ大きさに切りそろえられた薪を買ってきたのでは中々味わえない感覚だとも話していました。ワタシは木が倒れてくるところを間近で見たことがありません。でも加地さんのそんな話を聞いてしまったら、アタマの中にこだまするザザーッという音を忘れることができなくなってしまいました。シンとした森に響く、今まさに死に絶えようとしてゆく大木の、声にならない声。

「だからコッチもね、死ぬ気でやるしかないよね」その話の流れだったか、また違う生と死の話題だったか…。「本当に俺はね、明日死んでも悔いはないっていう気持ちで毎回轆轤に向かってるんだよ」という冒頭のセリフが吐き出されたのでした。スッと自然に、何気ないことのように話すので前後の文脈を忘れてしまったくらいです。加地さんが送ってくれたラム肉のしゃぶしゃぶが飛びきり美味しく、また合わせたパーチナのロゼも絶妙で、飲みすぎていただけかもしれませんが(笑)。確かかなり重たい話題だったと記憶しています。身近にいた幼い少女の突然の死について話していた時だったかもしれません。大切なひとの死というものは、こんなにも強く生の輝きを照らし出してしまうものかと思い知ったのだという。落ち込んでなんていられなかった。だって、こんなしょうもない俺なんかが生かしてもらってるんだぜ?「だから朝目が覚めるじゃない?毎朝。ああ、今日もまだ死んでない。ありがとうございます」って本気で感謝しちゃうんだよね。それで「よおし、作るぞ!一分も無駄になんてしてらんないさ」と工房に飛んでいくんだよ、と。

重々しい話をしながら、すぐ横で加地さんのうつわを手に取っている友人に「こんな重たいうつわさ、使いにくいだろうなって思うだろ?それがね、そうじゃないんだよ~。」どんな理由が飛び出すだろうと黙って説明を待つその友人に加地さんはただ「それが、マ~ジック!」とだけ言ってニヤリと笑ったのだとか。加地さんのそのセリフは誰も聞いていなかったのだけれど、翌日その彼はろばの家に戻ってきて「あのオジサン、変ですよね。でもなんかとりあえず買わなくちゃと思って」と赤っぽい焼締めの飯椀を選んで帰って行きました。なぜか買う気のなかった黒い徳利まで「これ、カッコイイっすね。」と一緒に握りしめて。彼は普段どちらかというと薄くて軽い作りのうつわを好んでいたのですが(笑)。彼だけではありません。その晩加地さんを囲んでいた人は皆、後からもう一度じっくり作品を見たいと言って戻って来てくれました。まるでまだ話を聞きたりないのだとでも言うみたいに。もうそこに、彼の姿はないというのに。ワタシたちはみな聴きとってしまう。その、無骨なまでに荒々しく、生の力をみなぎらせている土の塊が発する息吹を。「生きているんだ」という、歓喜の雄叫びを。






神様(そしてもちろん船串さん)、加地さんに出会わせてくれてありがとうございます。ワタシたち二人は彼と同時代に生き、直に言葉を受け取り、そして自分の手で実際にこの土の塊たちに触れることができる…その事実に心の底から感謝しています。ワタクシままろばがこんなにも、ちょっと(かなりか?)はずかしいくらい真剣に、彼の生き様を言葉でも伝えたいともがいてしまうのは、とにかくひとりでも多くのひとに彼の作品を手にして欲しいからなのです。ただこの特別な感覚を共有したいだけのです。あとはもう、言葉なんて必要ありません。

加地さんが命を絞り出すようにして生み出した迫力の作品。今回掲載したものだけでも150点以上。それでも今並んでいる半分くらいです。とても一度にご紹介できる量ではありません(笑)。まずは第一弾として比較的小ぶりなもの、碗を中心にご覧ください。加地さんはすべて碗、とひとくくりに同じ名で呼んでしまうようですが、小鉢として使えるものも飯碗も、カップも含まれます。使う人の見立て次第でどのように使ってもらってもよいのです。小ぶりなものが多いはずなのに、画面から飛び出そうなほど力が有り余っている様子、伝わるでしょうか。…それにしても、ものすごいボリュームです。ずっと見つめていたらそれこそ魔法にかかってしまうかもしれません。なんてったってほら、カッチーマジックですからね(笑)。どうかご注意を。

加地学さんのページはコチラです。

 

 

 

 

 

加地学さんとも繋がっていました。世界に広げよう、お豆料理の輪!

先週の金曜日、ろばの家に北海道留寿都村に窯を構える加地学さんが来てくださいました。大きなハイエースにたっくさんの作品を積んで。岡山で1000点越えと謳われた大展示を終えたばかりで、そこから友人宅などに寄りながら北上し「明日フェリーで八戸から苫小牧へ帰る」という日につくばに立ち寄ってくださったのです。前回は短い滞在でゆっくりお話しできなかったので、今回はぜひ一緒に飲みましょうとお誘いしてありました。携帯を持たない加地さんへは、一度約束をしたらそれを頼りにひたすら信じて待つことしかできません。約束は忘れていないよと確約するかのように数日前加地さんからどかん!としゃぶしゃぶ用のラム肉が送られてきました。では、としゃぶしゃぶの用意をし、あとはサラダや和え物など覚えたての豆料理でおもてなしすることに。白花豆のハーブマリネ、青大豆とこごみの梅おかか和え、鞍掛豆とキュウリの純胡椒入り浅漬け、紫花豆とさくら豆&きのこのアヒージョ、文旦と春菊のサラダ…。青大豆入りスンドゥブ風スープと大福豆のアイリッシュシチューは、美由紀さんのレシピ本で覚えたレパートリーです。そして他のメニューもこの本からヒントを得てアレンジしたもの。何度か作って評判のよかったものばかり出したので、一緒に加地さんを囲んだ皆さんにもとっても好評でした。美由紀さんに「なんと、加地さん来ろばです!レストランを予約して…っていう雰囲気でもないので、青大豆のスンドゥブとアイリッシュシチューでおもてなしする予定です。」と書くと「いいな~加地さん!自分のレシピでもてなされるという経験がないから羨ましい…」とメッセージが帰ってきました。そう、実は美由紀さん、もう何年も前から加地さんのうつわを使っていらっしゃったのです。加地さんの工房にも行ったことありますよ、とも。そっちの方が羨ましい!皆さんぜひ一度美由紀さんのインスタのページを覗いてみてください。本当に毎日地豆の美しいお料理がアップされています。「俺もこの本すぐ買いましたよ。いっつも美味しそうなお料理ばっかり載せててね、あ、美味しそうじゃないよね。絶対美味しいんだよな」と、持参の北海道限定サッポロビールをぐびりと飲み干しお豆料理をつまむ加地さん。「俺の工房に最初は取材で来たんだよ。カメラマンさんと一緒にね。JAの季刊誌かなにかだったはずだけどね。そこでうつわも買ってくれて、それから個展にも毎回来てくれるようになったんだ」…ああ、そうだったのか。きっと美由紀さんも、加地さんのうつわから溢れだす生のパワーに魅せられたひとの一人なんだろうなあ。その場にいる誰もを引きこんでしまう加地さんのパワーに直に触れてしまうと、その圧倒されるほどの生命力に納得せざるを得なくなります。ああ、この人がこうだからこんなうつわたちが生まれるのだ、と。


その力は、野生の草花や野生動物、手つかずの自然の有様を想像させます。生命力の強い、在来種の作物も同じ。品種改良された品種はツルを長く伸ばさない、枝が太いなどの栽培の容易さや、大きさや収穫の時期が揃うなど出荷時の便利さ、全て人間側の都合で交配されてきたいわば人工的な品種。かたや代々農家が自家消費用に種を取り継ぎ、不便でも一律じゃなくても「美味しいから」というただそれだけの理由で栽培されてきた品種です。そして長い年月をかけてその土地の風土に合った性質を備えているものです。べにや長谷川商店さんから届いた新豆の情報に「昨年北海道は大変に難しい気候でじゃがいも、お豆などの農作物は多大な被害を受けました。けれども在来種のお豆に関してはそこまでの影響を受けずにすみ、これも地豆の底力と感心させられました」というような内容の一文があったのを覚えています。マネージメントは大変だけれど、本来備えられた生き抜く力、子孫を残そうとする生命力については圧倒的な違いを見せるのです。もともとお豆料理が好きで、よく調理していたものの地豆というものの存在すら知らなかったという美由紀さん。十数年前新聞で長谷川清美(べにや長谷川商店代表)さんの記事を読み、すぐに電話して10種類くらいの地豆を取り寄せたのがすべてのスタートだったそう。30kg(なかなかな量ですよね)ほど届いた地豆を消費するためせっせと世界各国のレシピを試してはブログにアップするうち、とある編集者の目にとまって『地豆の料理』出版へと繋がったのだと後でうかがいました。
 
ワタシにとっては、まさにその本との出会いがお豆に関わるすべて、引いては3月の『豆まめしく』の出発点でした。実は全くの偶然から、つくば市の図書館で豆レシピを探していて発見しました。ご試食をお出しするためお豆料理のレパートリーを広げたかったのです。まず写真の美しさに目を奪われて手に取ったのですが、中のレシピがどれもこれもとびきりおいしそうなお料理ばかり。それなのにほとんどのお料理が、3ステップ程度の短い文章で説明されていて手軽に作れそうなものばかり。早速借りてきていろいろ作ってみましたが、眼からウロコの簡単さ。ろばのウチの食卓には毎日新しいお豆料理が次々に登場しました。先にも書きましたが、この1ヶ月で最低でも60種類以上のお豆料理に挑戦したと思います。今ではワタシもちょっとした豆マニア気取りです。作り置きできて冷凍もきくお豆は、いっぺんに沢山茹でておけば次に何かつくるときに素早くボリュームのあるお豆料理が展開できます。今はもうただひたすらお豆料理の楽しさを人に教えたくて、何かあると「じゃあ豆でも煮るか」と家にあるお豆を戻してしまうほどです。それで加地さんがいらした時にも「これはマメパだ!」となったのでした。その宴には、笠間の陶芸家・Keicondoさんも、船串篤司さんも同席していました。ろばの家に加地さんを紹介して下さったのは船串さんなのです。

船串さんが北海道で加地さんの作品に触れてガーンと殴られたようなショックを受け「絶対ろばさんにも会ってみて欲しい」と加地さんを紹介してくださらなかったら、今この場に加地さんの作品が並んでいることもなかった。はじけるような生命のエネルギーを振りまいているこの素晴らしい作品たちに、いつ出会えていたかわからないのです。もしワタシが図書館で偶然美由紀さんの本に出会っていなかったら…。もしも美由紀さんが、長谷川清美さんの記事を目にしていなかったら…。美由紀さんが仕事で取材に行った先が、加地さんのいる留寿都村でなかったら…。北海道という共通点もありますが、人と人との繋がりの妙に、その幸運に、感謝してしまうよりほかありません。まるであちこちにバラバラに仕掛けられていた運命のピースが、少しずつ何かの形を表してゆくようなそんなワクワク感を感じてしまう。地豆が、わたしたちを繋いでくれたのです。そして、美由紀さんの本を手にろばの家のドアをくぐり「このレシピに載っているお料理をつくりたいんですけどどのお豆がいいですか?」と戻ってきてくださるお客さま、これまでお豆料理なんてまったく手をつけたことのなかったような若いひとや男性まで、日常的にお豆を購入してくれるようになった場面を目にするにつれ、その”お豆の輪”の底力に感心してしまうのです。もっともっとお豆料理を楽しみたい。お豆料理の楽しさを伝えたい。そしてさらに、地豆というお豆の中でも絶滅の危機にある在来種を絶やしてはいけないというメッセージを発信してゆきたい。この気持ちはきっと、10数年前地豆の存在に気が付いてその多様さと美しさ、味わいの豊かさに魅入られた美由紀さんがあれこれお料理を試してゆくうちに感じていた気持ちと全く同じなのではないでしょうか?にわかお豆フリークのワタシにも、まだまだ出来ることがある、そう実感しています。徹底的に『豆まめしく』過ごした1カ月。お豆料理の1000本ノック(加地さんに100本ノックと言ったら「それは1000本ノックって言うんだよ。100本なら簡単だろ?」とツッこまれました。確かに!)はこれからも続けてゆこうと思います。

お豆料理は美味しい、簡単、ヘルシー。もっとお豆を食べましょう!世界に広げよう、お豆料理の輪!

豆まめしくにご参加いただいた作家さんから、常設用にも作品を分けていただきました。『豆まめしく』会期中見逃してしまった方、気になっていたけれど会期が終了して諦めていた方、ぜひ再度チェックしてみてください。ご参加の方のうつわは次のページでご覧になれます。また、すっかり会期後となってしまいましたが下記の皆さん、Cayaさんも含めて皆さんの”お豆観”がうかがえるアンケートも本HPでご紹介しましたのでぜひ合わせてお読みください。 ああ、やっとひと区切りついた、かな。お豆料理はやめないけどね。もっともっと、さらにずっと豆まめしく!

近藤康弘さん / 白石陽一さん / 関口憲孝さん / 高田谷将宏さん / 壷田亜矢さん / 壷田和宏さん  

 

365日地豆を調理し続ける伊藤美由紀さんに聞く、在来種の現状。

この本との出会いが、全ての始まりでした。「地豆は、絶滅危惧食品です」…そう警告を発する伊藤美由紀さんの言葉は、不定期でお届けしている当店の『ろばレター』でもご紹介しましたし、Onlineショップのニュースでも簡単にお伝えしました。今回の企画を締めくくる形で美由紀さんの”お豆観”をご紹介しようと書きはじめたら、例によって果てしなく前置きが長くなってしまいましたので前置きだけで別にコンテンツを立てました(笑)。ほんと、いつも表題にたどり着くまでが長すぎてごめんなさい…。

ワタクシのようなお豆初心者がくどくど語っていても説得力がありません。ここはもう年季と気合が違うベテラン中のベテラン、美由紀先生にお任せしてしまいましょう。美由紀さんにはアンケートにお答えいただくほかに、日本における在来お豆の現状についてもお聞きしました。ご紹介するお豆料理の写真に使用されているうつわは全て加地学さんのもの。美由紀さんの私物(かつご自身による撮影)です。お二人の関係は先の記事にて言及しています。それにしても、本当に美由紀さんのお豆料理ってどれもこれも無茶苦茶美味しそう!…”そう”じゃなくて絶対美味しいって言わなきゃいけなかったんだった!ね、加地さん?

では早速伊藤美由紀さんのお豆観と、在来のお豆の現状を聞いて見ましょう。

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :すみません。果てしなく浮かんで絞ることができません。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
     :べにや長谷川商店が遠軽町で開催していた”おかん料理を楽しむ会*”に地元のおかあさん(おばあさん?)がひとりで10数品もつくって持ってきてくれた料理の中の「白花豆のたらこ煮」です。私にはない発想の料理で、しみじみおいしかった。で、会場でざっくりとつくり方を聞き、自分でもつくってみたのですが、その味にはほど遠く…。年配の人の絶妙な豆の煮方、味加減にただただ感服するばかり。
*”おかん料理を楽しむ会”は地域の人々や事前に呼びかけた道内外の参加者に自慢の手料理を持ち寄ってもらい、または会場でつくってもらい、参加者みんなで味わい、語らい、材料やつくり方について聞くなどなど、地域の味の発掘や継承になれば、と年1回開催していた会です(2007年~2012年)。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :すみません。自分で、の場合、これも果てしなくて絞ることができません。以下、実家で、の場合です。私の両親も豆好きですが、母は自分で豆を煮ることはしない人で、わが家の食卓にのぼるのはもっぱら買ってきた煮豆でした。いまは私が、「煮る人」を仰せつかっています。

質問4:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか?
 
         :豆のことに関してはマメなんでしょうが、その豆にしてもいかに手間を省いて簡単に料理するか、をテーマにしているところがあるので、結局、手抜き、ずぼら大好きなんだと思います。掃除も、部屋を丸く掃くタイプですし(笑)。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか?
           :私が暮らす北海道では非常に多くの豆が生産されています。それは大きく2つに分けられ、1つは作物として農家が大面積の畑で栽培し農協などに出荷・一般に流通するもの、もう1つは農家が家庭で食べるために畑の片隅か庭先で少量つくる自家消費用です。作物としての豆も大豆、小豆、いんげん豆類、花豆と多くの種類がありますが、自家用の豆になるともう把握できないほど多種多彩。というのも、北海道には開拓時代に道外から移住してきた人々が食料にするため、故郷から豆を持ち込んでおり、全国各地をルーツとする豆が代々つくり継がれてきたからです。
 これが「在来種」と呼ばれる豆(地豆とも)で、とくに種類が多いのが「いんげん豆」の仲間。豆としてだけでなく、野菜として未熟な莢もおいしく食べられるため、重宝されたのですね。長年、北海道でつくられてきたことから厳しい気候風土にも順応し、たくましく生き残ってきたのですが…。作物として改良・栽培されている豆と違って収量が少なかったり、形が揃わなかったり、病気に弱かったり、と、つくりやすくはなく、しかもツル性のものが多く放っておくと3mくらいまで伸びてしまうので支柱を立ててやらなくてはなりませんし、花が長い期間に渡って咲き続けるので豆の熟度が揃わずいっぺんに収穫できない、とか、完熟すると子孫を残そうとして莢がはじけやすい、とか、乾燥すると莢が豆をキツく抱いてしまい脱穀しにくい、とか、とにかく手がかかるのです。機械化、大型化が進む、北海道ではどんどんつくる農家が減っていて(最近でこそ、珍しい作物が売れる直売所に出すためにつくる農家もやや増えてはいますが)、いまや絶滅が危惧される状態にあります。
 在来種の豆は色や模様、形の個性的なものが多く、一般的な豆に比べて味が濃く、見て美しい、育てて楽しい、食べておいしい、魅力的な食品です。この地域の宝を絶やすことなく少しでも長くつくり継いでもらえたら、と農家に栽培を呼びかけ、消費拡大に尽力しているのが遠軽町の雑穀商「べにや長谷川商店」です。私は同店との出会いから、ものすご~く微力ながらもせっせと料理して消費し、まわりの人々にも魅力を伝えようと写真を撮ったり、食べ方の提案をしたり、といった「豆活」をしています。
ひとりでも多くの人に「豆のある暮らし」が根づくことを願って。

★このたびの企画展「豆まめしく」では、拙書「地豆の料理」を紹介いただき、ありがとうございました。ろばファミリーさんのお力で、つくば市からじわじわと豆の輪がひろがっていることを実感し、とてもうれしく思っています。


伊藤美由紀さん著『地豆の料理~食卓に並べやすい地豆のアイデアレシピ100』のページはコチラ
*お料理の写真は上から「紫花豆と鶏肉のさっぱり煮」うつわは加地学さん粉引鉢、「枝豆の焼き浸し」加地学さん刷毛目鉢、「豆ごはん」加地学さん飯椀

 

高田谷将宏さんのお豆観。

刷毛目がカッコイイこの鉢。愛知県常滑市で独立してちょうど10年になります、と話す高田谷将宏さんの作です。どの作品も男っぽく渋めの色合い、シルエットも勢いがあります。毎日日替わりで出していたお豆のスープ。緑色のこのポタージュを誰のうつわで撮影しようか、と相談していたときにパパろばがこのうつわを手にとったとき「まさか」と驚きました。「え~ポタージュだよ。それはないんじゃない?」でも盛り付けてみてびっくり。緑が映える!あまり洋風、和風と先入観にとらわれると面白いマリア―ジュには出会えないなあと反省した出来事でした。携帯はガラケだしメールはパソコンでしか見れないし、そのメールも滅多にチェックしないから…とアンケートの回答が遅れたことを詫びる高田谷さんとはお電話でインタビューにお答えいただきました。直接お話ししてみると、パパろばが話していたほど無口と言う印象はありません。そういえば、仲よくしているという木工の宮下敬史さんも「え~?高田谷君、けっこうお喋りですよ」と言っていたっけ。『やっぱり、ごはん党』のとき「男は黙って…」だなんて彼のことを紹介してしまいましたが、もっと近づいてみないとだめかもしれませんね(笑)。

そんな事情で、他のかたと回答の形態がちょっと違ってしまっていますが、実は無口じゃないかも高田谷将宏さん(以下T)、のお豆観を、完全にお喋りなママろば(以下M)が聞いてみた様子をそのままご紹介しましょう。

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
    T  :枝豆、ですかね。
       M :わ、なんかいきなり”らしい”お答えですね。ビールに最高ですもんね。
    T  :いや、枝豆は育ててるんで。
    M :え?家庭菜園やってるんですか?
    T  :といっても枝豆くらいですけどね。ほら、枝豆って一番違いが出るしお得感あるじゃないですか。あとはトマトくらいです。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
       T  :とうもろこしって、豆ですか?
       M :え?とうもろこし?え、豆じゃないんじゃないですか?
    T  :…ほかに何も浮かばないなあ。
    M :じゃあとうもろこしでもいいです。
    T  :とうもろこしのスープですね。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
     T  :やっぱりさっきの枝豆、ですかね。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
   T  :コーンポタージュなんですけど、生のとうもろこしから作った、ちゃんと裏漉ししたポタージュを生まれて初めて食べたんです。それがものすごく美味しくて、すごい覚えてます。
      M :奥様(高田谷さんは昨年ご結婚されています)に作ってもらったのですか?
      T  :いや、違います。うつわを作り始めてはじめて個展をやったとき、その会場でフードも出していてその時飲んだんです。自分だけの初の展覧会というシチュエーションもあったし、あの味は一生忘れないだろうな。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
      T  :マメではありません。うつわに関してはマメですが。

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
      T  :整理整頓が全く駄目です。散らかっている方が落ち着きますね。でもまあそれも独身時代の話ですけど。今はやってもらっちゃってるから。洗濯とかも独身のときはとにかくためちゃって、いつも同じ服着てたりしてました。今でも残っているダメな点といえば、毎日ちゃんと身体を洗えないところですかね。
      M :え?身体を洗えないんですか?
      T  :どうも面倒くさくなっちゃってね、今日はここだけでいいや、とか。
      M :ああ、そういう意味ですね。よかった。なんか誤解を生んじゃいそうな回答なんで。よっぽどの欠陥人間みたいじゃないですか。「早く人間になりたい~」みたいな。
      T  :いやいや、僕なんてほんと欠陥人間そのものですよ。ダメです。

質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてみてください。
      T  :あ、マメってこととは違うかもしれないですけど時間にだけは正確です。みんで集まったりすると大抵一番に来てます。
      M :それは本当に素晴らしいことです。全然欠陥人間じゃないですよ。時間に正確だということは人間の美点の中でもかなりレベルの高いポイントだと思います。わたし、大抵最後に到着しますから。それも30分以上遅れてとか。
      T  :いや~それはすごいですね。逆に僕なんて30分以上先に着いちゃっていることの方が多いかな。

高田谷さん、ありがとうございました。そういえば企画展がある度、高田谷さんは納品をお願いした日にピタリと作品を送って下さいます。ああ、今年こそ時間を守れる人間になりたい。早くまっとうな人間になりた~い。

高田谷将宏さんのうつわはコチラ
*写真は上から「手亡豆と菜の花のポタージュ」リム刷毛目鉢 、「大福豆のアイリッシュシチュー」リム粉引鉢、「レンズ豆のスープ」白磁5寸深鉢

 

船串薫(caya)さんのお豆観。


上の写真はcayaさんの「米ぬか入りミックス大豆のグラノラ」、今回の『豆まめしく』中でパパろばがハマってしまった大豆菓子(?)。昨年の『おやつの時間』で激ハマりだった「4coconuts チョコバナナケーキ」に次ぐ勢いで食べていました。売り切れると「次いつ来るの?」「あ~薫さんのグラノラ食べたい」などとうるさいことうるさいこと…。でもこれ、皆さん結構ハマっていましたね。わたしも実はグラノラ自体結構好きなのですが、これはもう別格でした。あのザコザコしたフレーク感、しつこくない自然な甘さ、煎った大豆のサクサクした歯ごたえ…。有機栽培のナッツやドライフルーツも程よいアクセントですが、煎った大豆や米ぬかからどうしてこんな芳ばしい味わいになるのか不思議でした。cayaさんのお菓子は本当に、食感が楽しい。グラノラに限らず、噛むリズムや齧った時の音…理屈抜きに身体全体で楽しめちゃうお菓子ばかりです。わたくしママろばがハマったのは「娘来た小豆のボウル」。お正月に薫さんが笠間稲荷の夜店に出店していたときに購入して「これは傑作!」と感動。これもまた食感が命のお菓子でした。お客さまに何度も「嫁来たって言うんですよ、このお豆。」と”むすめ”を”よめ”と言い間違えて説明していたようなのですが、娘が急に里帰りしてきてから用意しても煮えあがる、という由来を考えれば”嫁きた!”はないですよね。間違って教えちゃったお客さま、ごめんなさいね。正しくは娘来た、です。薫さんはcayaを立ち上げる際”出来る限り地粉や在来種など地元に根差した農作物を使って身体に優しいお菓子をつくる”というコンセプトではじめただけあって作物にはとってもお詳しい。生産者の農家さんを実地に訪ねたり自分で野生のハーブや果実を採取したりと、あちこち飛び回って伝えてゆきたい素材をかき集めています。もともと使っていたお豆の農家さんが、べにや長谷川商店さんの地豆のガイドブックに載っていたり、今回の『豆まめしく』にはぴったりすぎるキャストでした。現在”地豆プロジェクト”という公開グループの活動にも参加して、在来種の普及に努めていらっしゃいます。ちなみにこの”地豆プロジェクト”は、茨城県常陸太田市在来の豆を使い、加工、販売、豆に関すること全般を考えていこうというグループだそうで、興味のある方なら誰でも参加できるようですよ。

さてさて、そんなcayaの薫さん、お豆にまつわるお話がさらっと済むはずはありません。cayaという屋号の由来になったという生まれ育った茅葺屋根の古いお家。質問4にあるエピソードの”大豆の枝や鞘で火を焚き、囲炉裏に下がっている吊る鍋で煎った大豆を黒い一升枡に入れ家長である父が家中を回る。その後を兄弟4人でぞろぞろとついて歩く”というくだりは、体験したことのないワタシの中にまで白黒で蘇ってきそうなほどノスタルジーをそそられます。旦那様である陶芸家の船串さんが一度「あの人の野生児ぶりは筋金入りだから。兄弟で遊んだときのオセロは葉っぱだったって言ってたよ」と話していました。子どものゲームの話をしていて飛び出したエピソードでしたが、それはむしろわたしにはとても豊かな光景に思えました。薫さんが消えゆく在来種を守ろう、伝えようとするそのパワーの源には、作物だけでなく日本が失いつつある日本本来の田舎風景、茅葺屋根に代表される日本人の原点…そんな大切な原風景を忘れまいとする必死の抵抗もあるのではないか…。そんなことまで想像してしまうと、ママろばちょっと胸が熱くなってしまいます。毎日地豆料理を作り、毎日インスタにアップすることを継続している伊藤美由紀さんもそうですが、自分に課せられた使命のようなものを持っている人の力は本当に強い。それを意識しているとしていないとに関わらず。ああ、またママろばの前置きが長くなってしまった…。

では、そんなcayaさん…船串薫さんのお豆観は?

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :浸し豆、ぜんざい、おはぎ、チリコンカン、ファラフェル

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
     :① 群馬県のmatkaさんで食べたイエロースプリットピーのスープ
           :② 山形銘菓 山田家のふうき豆

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :① よく使うのは大豆の「打ち豆」です。おせんべいのように豆が平たく潰されているので、煮えが早く、メインにする豆料理というより、みそ汁やヒジキの煮物等に入れて使っています。
           :②浸し豆。
           :③子供の頃のメニューだと、これも料理とはいいませんが「煎り大豆」。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :2-①イエロースプリットピーは初めて出会うお豆だったのと、きれいな黄色の色彩が印象的でした。
           :2-②ふうき豆は数年前にお土産でいただき、存在を知りました。A4サイズ程の箱にびっしりと敷き詰められた青インゲンが翡翠のようでとてもきれいなことにくぎ付けに。砂糖と少しの塩だけのシンプルな味付けですが、程よい甘みとしっかりとした味わいで手が止まりませんでした。
           :3-①打ち豆は当時住んでいた近くのスーパーで見つけ、手軽さからマストアイテムに。今はパルシステムでたまに販売されるので、なくなりかけたら買っています。
           :3-②最近は浸し豆を在来のゴマを作っている豊田さんの作る鞍掛豆で作っています。とても味が濃く、こちらも止まりません。ほぼ独占で食べています。今年元旦からの8連続出店が終わり、帰宅後即、豆を水に浸し、数の子の塩抜きをしました。数の子入り浸し豆で一足遅いおせち気分。至福でした。
           :3-③茅葺き屋根の家の隣には、ぴたりとくっつけて増設した台所があり、節分の時は家長である父親がタイル張りの竈で煎り豆を作ってくれていました。乾燥させた大豆の枝や鞘で火を焚き、つる鍋(囲炉裏に下がっているあの鍋です)に乾燥した大豆を入れ大きな木べらでじっくりと煎るのです。料理をすることのない父親が年に一度豆を煎る光景は毎年の楽しみでした。香ばしくなった豆は、決まって大事な行事になると現れる使い込まれた黒い一升枡いっぱいに入れられます。父親が各部屋に豆をまきに歩き、そのあとを兄弟4人ぞろぞろとついて回り、最後に年の数を忘れみんなでこたつを囲んで食べる豆は言うまでもなく美味でした。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :マメではありません。

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
           :
日々こつこつと毎日なにかを続けるというのができません。これが何か一つでもできるようになったらいいです。

質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてみてください。
           :洗濯の仕方はマメな方かと思います。パンツ(ズボン)は必ず裏返し、ボタンホールに掛かっているボタンは全部外して洗います。ネット使用のものはもちろん必ずネットへ。シャツを干すときは襟だけでなく前立てをピシッと伸ばしています。畳むときはもちろん裏返したものは表に返し、息子はカーディガンは被って着るのでボタンを全部留めてからしまっています。





薫さん、ありがとうございました!まったくお菓子を作る習慣のないワタクシから見れば、お菓子を焼くだけでそれは十分マメな人です。ふうき豆、わかります~。ママろばも20年来の大ファン。OL時代にファックスでお取り寄せしたら送信エラーが出て上司に「誰だ、会社のファックスからお取り寄せしてるやつは?」とさらし者にされたのがよい想い出です。あれは特別なお菓子ですよね!

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cayaさんの今後の活動予定などはcayaさんのfacebook もしくはInstagramで。

*写真は上から「きなこ入りミックス大豆のグラノラ」高田谷将宏さんの黄粉引スープマグ、青大豆の浸し豆(レシピあり)壷田亜矢さんの白磁鉢、「豆乳おからクッキー」船串篤司さんのプレート各種、「在来お豆を使った焼き菓子」宮下敬史さんの欅鉢、定番化したジンジャーシロップ。お菓子類の次の入荷は未定ですがジンジャーシロップは販売中です。

 

壷田家のお豆観。


『豆まめしく』では主に耐熱土鍋、土瓶、オーブンウエア、などを出展してくださった壷田亜矢さん、和宏さん。宮崎県西臼杵郡高千穂町に移住して自ら家を建て、窯を築き、大自然の中で3人のお子さんと暮らしています(現在はお二人と一緒に)。このHPの記事でも一度その個性的で人間味あふれる作風についてご紹介しましたが、まさに”生きている”という表現がぴったりの型にはまらない自由さが魅力です。その魅力はうつわだけでなく調理道具たちにも同じ。お豆料理がテーマと決まった途端、このお二人のことを忘れるわけにはいきませんでした。お豆のアヒージョをはじめていただいたのが、壷田家での食事でだったからです。上の写真のスキレット、亜矢さんの作品ですがぎっしりつまっているのは紫花豆、キノコ、タコ。「へえ、お豆をアヒージョにするんだ!」という新鮮さとそのあまりの美味しさに心底驚きました。そして、アヒージョ鍋と呼ばれるものがどうしてみな底が浅く、小ぶりなのかも同時に理解できました。実際に見てみるまでは「こんな小さくて浅い耐熱皿、何に使うんだろう?」と不思議に思っていたからです。アヒージョは一列ひらりとならべないと上手く火が通らないのですね。小ぶりでもびっしり詰めると十分な量ができるし、詰めないとオイルを使い過ぎてしまうのです。お子さんたちと一緒に一ヶ月ほどスペインで暮らしたことのある壷田さんご一家。魚介に限らず色々な具材がパエリアやアヒージョにされているのを現地で食べてきているからか、和宏さんが学生時代にスペイン料理店で働いたことがあるからか、ご家庭でも頻繁にメニューに登場するのだそう。土間づくりのダイニングにはご友人であるチェコのアーティスト、イエルカさんの薪ストーブが据えられていました。パンも焼けるオーブンやストーブ上で毎日自分たちの土鍋や耐熱皿を使い、無駄なく熱源を利用していました。もう、キャリアが違うよ、という貫禄でお豆料理が並んでいるのです。実際和宏さんのアンケートにも、自宅で並ぶお豆料理は”そのまま湯がいたり煎ったり擂ったり固めたり絡めたり…思いつくメニューになんでも出てきます”と書かれていましたね。DMに使うことになった白花豆とジャガイモ、鱈のスープはその日の翌朝和宏さんが作ってくれた白花豆と稚鯛のスープにインスピレーションを得て作ったメニューでした。そんな亜矢さん、和宏さんのお豆観、気になりますよね?

<<壷田亜矢さんのお豆観>>
質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :ずんだ餅

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :ハリーラ(モロッコのスープ)

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :育ちは愛知ですが、生の落花生を五目煮にした豆料理が何故かやみつきになる美味しさ!

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :”ずんだ餅”は母の実家が宮城県の山奥で、お盆にはいつもずんだ餅をみんなで作って食べました。”ハリーラ”は、日本で言えば味噌汁みたいなもので、ガルバンゾー(ひよこ豆)とトマト、ショートパスタのスープです。むか〜し、モロッコのラマダンの時期に行ってしまって、モロッコ人はお日様が沈むと一斉にハリーラをいただいていました。「ハリーラ、べニーナ!」(未だに唯一喋れるモロッコ語「ハリーラ、美味しい!」の意)

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :マメではありません

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
           :どうしたら…とかマメに考えたりしません。
質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてください。
           :豆は食べるのも、眺めるのも、植えて育てるのも好きです。でもマメじゃないのでいけません。本当に遅なりました。ごめんなさい。だってマメじゃないし…

<<壷田和宏さんのお豆観>>
質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :いま待ち遠しいのは、えんどう豆、そら豆のポタージュです。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :料理ではないですが紫花豆のあの色と大きさが頭から離れません。花豆は育つのに冷涼な気候を好むらしくて、私たちの住む五カ所高原は紫花豆の産地です。こちらでは祖母山豆と呼ばれています。九州に来て初めて出会ったときは驚きました。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :そのまま湯がいたり煎ったり擂ったり固めたり絡めたり、天ぷら、かき揚げ、カレー、和えもの、お汁、豆腐、コロッケ、酢のもの、サラダにしたりと我が家では思いつくメニューになんでも出てきます。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :小学4年生の頃、同級生のまーちゃん家に遊びにいった時に、まーちゃんが裏の畑でスナックえんどうを採ってきて、それをササっとフライパンで作ってくれた醤油炒めです。なんだかカッコよくてとても美味しかったです。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか?
           :部分的にマメですがかなりつぶれたマメだと思います。




亜矢さん、和宏さん、ありがとうございました!会場で「お二人の作風、なんとなく似ているんですけどどうやって見分けるんですか?」と聞かれました。亜矢さんいわく「土鍋でも蓋がついとるのは和宏くん、蓋がないのがワタシです。蓋つくるの面倒だから…」とのこと(笑)。亜矢さんとズボラ対決したらママろば盛り上がれそうです。和宏さんの土鍋、亜矢さんの耐熱ウエアは店頭でもOnlineでも本当にお問い合わせが多く、毎回早い者勝ちになってしまってどうしたらよいものかと悩んでいました。「Onlineに登場するのを待っていると欲しいモノが売り切れている」「店頭で見ようと思って来てみたらネットで完売していた」と双方から「次回入荷はいつですか?」とせまられ、考えた末今回会期後半で追加納品となった分に関しては店頭、Online同時販売という策を試験的にとってみました。結果としては店頭には販売時間前から見に来てくださる、Onlineでは販売開始時間にアクセスが集中して不具合が起きる…など色々問題点が。なんだか煽るような形になってしまっても困るし、どうにか皆さんに平等に見てもらえないか…。難しい問題ですが模索し続けて改善策を練りたいと思います。今回お求めいただけなかった方、次はもっとじっくり見て頂けるよう頑張りますので、気長にお待ちいただければありがたいです。

壷田和宏さんのページはコチラ
壷田亜矢さんのページはコチラ
*写真は上から「紫花豆といろいろキノコ、タコのアヒージョ」亜矢さん片手スキレット鍋、和宏さん焼き締めまめ土鍋、亜矢さんすり鉢/耐熱ココット(右下は関口憲孝さんルリ釉小鉢)、亜矢さん両手パエリア鍋、「ほろ苦野菜と大福豆のサラダ」和宏さん白磁焼締めサラダ鉢、和宏さん飴釉土鍋。

 

関口憲孝さんのお豆観。


今回もっとも多く作品を出してくださった関口憲孝さん。同じく陶芸家である奥様の内田好美さんとお二人で岩手県紫波市に窯を構えていらっしゃいます。奥様は展示の梱包などもお手伝いしているようで、納品の前にお電話をくださったんです。「何だか箱詰めしてみたら250点以上あるんですけど送っちゃって大丈夫ですか?」と。「に、にひゃくごじゅってん、ですか?」「個展出来ちゃいますよね?うふふ」とお茶目に笑う奥様…。確かに今回関口さんのうつわは、他の方の2~3倍のボリュームで本当に別の展示会が出来てしまいそうでした。しかも、250点(実際には300点近くありました(笑))といっても、10点ずつ25種類とかではないんです。なんと、62アイテムもあったのです。色のバリエーションまで数えたら65アイテム以上!いやもう、粉引から鉄釉から白磁、青磁、白濁釉、黄釉、新色の濃紺に深緑に…釉薬だけでもすごいバリエーション。当店のOnline Shopでメルマガを購読して下さっている方なら「セキグチノリ~タカ7変化~♪」とママろばが歌いながらご紹介した妙なメールも記憶に新しいのではないでしょうか?最後は「絵になるね、き~わめつけ!」と締めくくっちゃいましたからね。小泉今日子世代じゃないひとにはかなり??ですが。でも冗談じゃなく7変化どころか、スープ皿だけでも15種類もありました。上の写真の「白花豆とじゃがいも、鱈のスープ」あ、白石陽一さんが印象に残っているお豆料理に選んでくださったのはコレでした。このお料理を15種類全部のスープ皿に盛り付けてみるという筋トレのような撮影も今となっては懐かしい…。このスープ、白っぽい具材ばかりで地味なのですがうつわによってこうまで印象が変わるものか、と驚かされたものでした。と、またまた話がそれてきたのでアンケートに戻りましょう。さて、企画にお誘いしたとき「お豆は大好物なんでいいですね!」と言ってくださった関口憲孝さんのお豆観、一体どのようなものなのでしょうか?

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :寄せ豆腐。とにかく豆腐が大好きです。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :福井県の油揚げ

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :大豆とニシンの煮豆

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :質問2の福井県の油揚げは、厚みがしっかりしていてシンプルにあぶって、たっぷりのネギ、かつお節をかけて、醤油でいただくとたまりません。3の大豆とニシンの煮豆は、かなり歯ごたえがある煮豆。食感がクセになっています

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :マメではありません

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
           :飽きっぽくてナマケモノ。全く思いあたりません。早く立派な人間になりたいです。
質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてください。
           :仕事中の休憩はマメです。休憩ばかりしています。




ゆ、ゆるすぎる…。パパろばとママろばの心の癒し、陶芸界のカピバラくん?というほど穏やかな関口さん、さすがです。回答だけ見るとカピバラどころかナマケモノみたいですが、本当にナマケモノならグループ展に62アイテム300点とか出したりできないですよ。しかも新作、新色盛り沢山で…。毎回見たこともない、想像すらできなかった新しい作品を届けてくださる関口憲孝さん。ろばの家で定番化してきているスープ皿にも今回濃紺、深緑とシックな色が加わってワタシたちを飽きさせません。思うに関口さんの「休憩ばかりしています」はきっとSabadiのシモーネが言うところの充電。一日に半日以上仕事をしない、さもないとクリエイティブなアタマを保てない。それじゃないかと思うのですが…。シモーネとは若干イメージが違うかな(笑)?関口さん、ありがとうございました!

関口憲孝さんのページはコチラです。
*写真のお料理は上から「白花豆とじゃがいも、鱈のスープ」白釉蓮花スープ皿、「カレー風味の青大豆入りスンドゥブ」深緑八角小鉢と白磁輪花小鉢、「鞍掛豆入りミネストローネ」濃紺スープ皿、「白花豆とじゃがいも、鱈のスープ」黒磁蓮花スープ皿、同じスープをルリ釉スープ皿で(この画像を『豆まめしく』のDMに使いました)

 

 

近藤康弘さんのお豆観。


質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?

     :豆ご飯。ひじきと豆の和え物。ひよこ豆のサラダ。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :1、今展示会で納品に伺った際、店主に振舞っていただいたお豆スープ。地豆のレシピ本を書かれている伊藤美由紀さんのレシピだそうで本をいただいて帰ったので自分でも作ってみたいなぁと思っています。美味しかった〜。(←ママろば注:アイリッシュシチューのことですね)
           :2、おとなりの笠間の火祭りで出店していた呑み屋さんで食べた枝豆で、鞘ごとニンニク漬けにしてあったもの。なかなかパンチが効いていてビールにも合うし簡単で自分でも作ってみました。(料理と呼べるかな。。)
           :3、親戚のお豆腐屋さんの豆腐(お豆料理ではないかな。。)

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :これから楽しんでいくということで、今の所、豆ご飯と枝豆各種とひよこ豆サラダです。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :今回のアンケートについて考えてみて、今まであまり印象に残るお豆料理に出会ってこなかったかなぁ〜と。。なのでこれから伊藤さんのレシピ本をもとにお豆料理の深さ、美味しさを味わっていきたいなと思っています。3の親戚のお豆腐ですが今回あえて書いてみたのは、いい年して初めて食べたのが2年前。和歌山県にあるのでなかなか機会がなかったんですが、食べてみてあまりの美味しさににびっくり。昔ながらの作り方だそうで一日で味が落ちてしまうとの事、送ってもらうことも出来なかったのです。それで翌年も食べに伺いましたが、残念なことにそれを最後に昨年の夏の終わりに窯が爆発してしまったそうでご高齢もあり、もう豆腐を作れなくなったとのこと。身近な存在でありながら知らずに過ごしてしまった為、たった二度だけの味はどこの豆腐よりも美味しかった、残念。。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :マメでない

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
           :掃除でしょうかね、いつもマメにとは思っているのですが忙しくなってくるにしたがい環境は荒れていきます。
質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてください。
           :耳掃除だけはマメで、やりすぎます。耳かきの種類も、竹、鹿の角、黒柿、チタンと結構こだわってるかもしれません。ピンセットまで最近買いました。奥さんへのプレゼントもマメな方かもしれません(それ自分が欲しかったやつやん!とはよく言われますが…)。


近藤康弘さんは大阪のご出身で益子の古民家に窯を構えて制作しています。奇をてらわないシンプルな形がどんなお料理にも合うので、スープに限らずいろいろなお豆料理を盛って楽しませて頂きました。蹴ロクロを使った温かみあるフォルムはご本人の人懐こいお人柄をしのばせます。さすが関西人!のためかどうかはわかりませんが、ツッコミの面白さではろばの家トップクラス。ママろばとは互いの至らない点(ギリギリ納品vs DMなどの遅れ)を、若干遠慮しながらもツッコミ合う仲にまで信頼関係を築いてきたのですが「来年の年賀状は11月中に出す!」と豪語したママろばを、ニヤニヤと「あれは言わない方がよかったのでは…」と心配してくださるほど。「今年こそは豆まめしく〇〇を!」と誓うワタシを見守る冷めた視線がママろばのライバル心を燃やします。…ってこんなこと書いてたら怒られちゃいますね…。近藤さんは秋に予定している企画展にも出展が決まっています。今度は負けないぞ~(笑)。近藤さん、ありがとうございました!

近藤康弘さんのページはコチラ
*写真のお料理は上から鞍掛豆入りミネストローネ、ミックス大豆のフリッタータ、青大豆入り浅漬け、白花豆のポトフです。

 

 

白石陽一さんのお豆観。


今回はじめてろばの家の企画展に参加してくださった岐阜県瑞浪市の白石陽一さん。2月にははじめてつくばにも遊びに来てくださり、じっくりお話をうかがうことができました。その時のお話はこのHPでもご紹介していますが、独特の世界観を感じさせるうつわと同様、ご自分の世界をしっかり持っているひとだなあという印象でした。わたくしママろばが作った「大福豆とじゃがいも、タラのスープ」を気に入ってくださってとっても嬉しい!あの頃から100本ノックは始まっていたのです。でもあのスープ、実は自分でもすっごく上手く出来たと思える自信作だったんです!DMの画像にまでしちゃいましたからね。次回はもっとたっぷり作りますので心おきなくおかわりしてくださいね(笑)!

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :塩豆大福です。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :初めて行ったつくば市で食べた豆とタラを煮込んだやつ。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :自分で作る料理は豆はあまり使いませんが奥さんがたまに豆を茹でて料理に使うものをこっそりポリポリ食べ過ぎてしまう。(料理ではないですね・・・)

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :すごく美味しくてほんとはタラをもっと食べたかったけれど初対面で「こいつ、意地汚いな。」と思われるのが嫌だったので我慢したこと。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :マメではないです。

→マメではないと答えた方
質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。
           :食器を洗うのは好きですが食器を片付けるのは嫌い。
質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてください。
           :自分の作品に対してはマメです。


「自分の作品に対してはマメ」…笑いました。でも、確かに余程マメ…というか多分神経質のレベルにまで達する細かさじゃないとあの質感は出せないだろうなあと容易に想像がつきます。全てヤスリをかけてから焼くだなんて…。それにしても、白花豆のポタージュを白石さんの白磁パスタ皿で撮影した時の印象が強すぎて…。その上品な味わいとトロンとした質感が白磁のきめ細やかな肌にドンピシャリだたtんですね。以来ポタージュを作る度につい白石さんのお皿によそいたくなってしまうのです。白石さん、ありがとうございました!

白石陽一さんのページはコチラです。

*お料理はメイン画像が大福豆とほろ苦春野菜のサラダ、同じく大福豆のドレッシングで。上記は上から白花豆とクレソンのマーブルポタージュ。土幌いんげんとカブのトロトロ煮。手亡豆のペーストを載せたブルスケッタ(グレーの変形皿)。白花豆のポタージュ。

 

お豆料理と言えば?…みそ汁、納豆不可!…豆大福?美味しいけど不可…いや、セーフか?

『豆まめしく』の展示中ご来店いただいた皆さま、またOnline Shopをご利用いただいた皆さま、ありがとうございました。無事に1ヶ月間の展示を終了することができました。先日ご報告しました通り店頭でのお客さまからの反響も大きく、またワタシたち自身の満足度も非常に高い楽しい企画となりました。あんなに沢山あったお豆もディスプレイが寂しくなるくらいに少なって、予想通り心にポッカリ穴が開いてしまったかのような豆ロス状態のママろばです。お豆料理のレパートリーも恐ろしく増えたし、お豆の扱いにも多少は通じたし、何よりこれまでお豆料理を遠ざけていた方にもお豆、そして在来種である地豆という存在に興味を持っていただけたことだし、絶対にまたこの企画には再挑戦したいと思っています。慣れないお豆料理に注力しすぎてせっかく沢山撮影していたのに肝心のうつわをじっくりご紹介しきれなかったなど反省点も満載。SNSなどでお豆料理の写真を投稿する度にうつわの魔力に驚かされていたのに…。ここで振り返りも兼ねて記録を残し次回へつなげていきたいと思います。せっかくですから、ろばの家の企画展恒例の作家さんへの突撃インタビューへの回答も一緒に。毎日バタバタで「今さら?」なタイミングでお願いしたアンケートですが、蓋を開けてみるとやっぱり楽しい。これはもう、ほとんど自分の趣味でやっているような企画なのですが、食べることがテーマだとダイレクトにその人の生き方が滲み出ている気がするからたまりません。食べることって、誰にでも関係のある話題ですからね。たったひと事の短い回答でも「らしいなあ」とクスクス笑ってしまうようなものだったり「へえ、意外!」と驚いてしまうものだったり、腹をかかえて笑うような面白いものもあります。そしてその中にどうしてもその人の暮らし方や人となりが表れてしまう。そしてそれはそのまま、作品にも通じる話だと思っています。結局のところわたくしママろばは、その人のユーモアのあり方に興味があるのです。逆に言えば、そこに一片のユーモアも感じられないような作品には、たとえどんなに美しいものであっても興味が持てない、ということなのかもしれません。

そんなこんなでつい陶芸とは全く関係のないことまで聞いてしまうのですが、今回はお豆をテーマにこんな質問をしてみましたよ。以前『やっぱり、ごはん党』の時にアンケートの回答があまりにぶっ飛んでいてのけぞった経験があったので、今回はちゃんとワタシの回答例も挙げたうえで皆さんにお答えいただきました。参考までにわたくしママろばの回答も載せておきます。ただ、これを書いていた時のワタシと今のワタシとでは、そのマメ度にさらに差がついてしまいましたけど、ね。1ヶ月のお豆100本ノックでかなり成長しましたから。

 

『ママろばのお豆観』

質問1:『お豆料理』と聞いて頭にうかぶメニューは?
     :レンズ豆に豚足が入ったスープ。このお料理はイタリアでは年越しに食べる習慣があります。レンズ豆をお金にたとえて、縁起物ととらえるらしいです。チリコンカン。ひよこ豆のカレー。

質問2:これまで食べた中で印象に残っている『お豆料理』は何ですか?
           :会期中に毎日日替わりで出していた中でやった「白花豆のポタージュ」。伊藤美由紀さんのレシピを参考に作りましたが、最後に牛乳を足すとあるのにその前段階であまりに美味しく、そのまま牛乳を加えずに出しました。こんなに上品な味のポタージュは、ジャガイモでもコーンでも食べたことがない、というほど美味しくできました。

質問3:ご自身で、もしくはご家庭(子供の頃でも)でお豆料理をされる場合どんなメニューがありますか?
           :子供のころは甘い煮豆のイメージがあり嫌いでした。イタリアでクラスようになってから日常的にスープや付け合せに出る塩味のお豆料理が美味しくて驚きました。日本に帰ってきてからは材料が高くてあまりお豆を調理しなくなり、ろばの家でべにや長谷川商店さんのお豆を取り扱うようになるまで、お豆といえば年に一回本を見ながら黒豆を煮るくらいで、自分で乾物からお豆の料理を作る機会ががくんと減りました。ミックス大豆で作るお豆ご飯がせいぜいでしょうか。今回の企画で一気にレパートリーが増えたので、今後はマメに豆料理を作ることになると思います。

質問4:質問2、3の回答にまつわる感想、思い出、エピソードを教えてください。
           :北海道の人間は本当にあまりお豆を食べません(生産量は全国トップなのに、消費量は全都道府県中最下位なのだそうです!)。小さい時からお豆料理は甘い煮豆だけしか食卓にあがらず、おそらく買ってきたものだと思うのですが甘ったるくて嫌いでした。そして驚くべきことに、北海道ではお赤飯に甘納豆が乗っているのです!本当はあずきやささげを使うのだと関東に出てきてから知り、驚愕しました。

質問5:突然ですが、あなたはマメな人間だと思いますか(マメでない方もAB両方お答えください)?
           :全くマメな方ではありません。
→マメではないと答えた方

質問A:どんな部分がマメではないと思いますか?またもっとマメにできればいいのになと思うポイントがあれば教えてください。

           :筆まめではないし、友達への返信もものすごく遅れるし、メールのチェックも滅多にしないし「来年こそせめて年賀状くらいは11月中に用意したい」と一昨年前誓っていたのに、昨年はなんと遅れて出す寒中見舞いさえ出さずに終わってしまいました。来年の年賀状は、絶対に11月中に用意する!とここに誓います。

質問B:全般マメとはいえないけれど「それでもこんな部分だけはもしかするとマメかも」という部分を見つけて挙げてください。

           :洗面所の鏡だけはマメに磨きます。小さいころ親に鏡が曇っていると心も曇ると言われたことがどこかトラウマのように心に残っているからかもしれません。残念ながら鏡だけ磨いても心までは磨かれないということも大人になってわかりましたが。そしてさらに今では、あまりピカピカに磨きすぎない方が自分がソフトフォーカス効果でピカピカに見えるかも…とあえて掃除したくない朝もあるくらいですが。まあ自分はさておき、鏡がピカピカだと気持ちがいいですよね。

それでは、今回ご参加いただいたみなさんの回答も、美味しいお豆料理や個性あふれるうつわたちの画像とともに回想してみましょう。例によってママろばの前置きだけで本題にたどりつけないという事態(どこにレシピが載っているのかわからない!とご指摘いただきました)にならないよう投稿を分けてご紹介してゆきますね。今回の『豆まめしく』ではじめてろばの家の企画展にご参加いただいた、白石陽一さんのお豆観からご紹介しようかな。それにしても、お豆料理といえば?という質問をするにあたって「豆大福」とか言うひといるかも…と思ったらのっけからいました(笑)。でも「お豆料理と言えば納豆でしょう?オレなんて毎日食べてるから相当豆まめしてるよね~」と盛り上がっているパパろばよりは妥当な回答に思えてきます。お料理って聞いてるんだからさ、パパろば…。でもその回答『やっぱり、ごはん党』の時の「ごはんが進むおかずと言えば?」の「カレー!」を思い起こさせるボケ具合…。なんか通じないんだよな~、うちのパパろばには。納豆って、料理っていうより加工品じゃない?「じゃ、味噌汁。立派なお豆料理じゃん。」と反論してくるんだけど、それもちょっとズレてる気がする…。そう考えたら豆大福は正統派な回答なのかも。ちゃんとしたお豆料理ですよね。メニューは?と聞いたから違和感があっただけで。

白石陽一さんのお豆観の記事はコチラ

 

 

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