All you need is a sweet memory.

ろば肥ゆる秋。今年も『おやつの時間』の季節がやってきました。ママろばが一年で一番元気になる2週間。初日の金土日と3日間、台風で悪天候の中沢山の方に足をお運びいただきました。ありがとうございます!今週もなんだかスッキリしないお天気ですが、追加で届いた作品やお菓子を前にテンション高め、血糖値も負けずに高めで張り切って営業しております!

今回で3回目となるおやつの時間、実は密かに毎回テーマを変えておりまして、“All you need is sweet memory~あの、どうにも待ち遠しかったおやつの時間。あの頃のワクワクを大人になった今も…”というのが今年の隠れテーマ。…長い(笑)!

…という感じで書き出した『ろばレターvol.6』。当店から不定期にお届けしているDMです。先日お客さまから「今回でvol.7ですよ。vol.6は昨年のおやつの時間の時で“ひとやすみ、ひとやすみ、の巻”だったんですから。」とご指摘いただきました。ひょええ、一年もサボっていたんだ!汗アセ…。そのDMやメルマガを初年度から見てくださっている方なら“ろば肥ゆる秋”が“おやつの時間”の枕詞となってきたことをご存じのはず。初年度は『おやつの時間~温かい飲み物を愉しむ、うつわとお菓子のアンソロジー』となっていました。我ながら恥ずかしい気取ったタイトルですね。DMには“Would you like coffee or tea?”などと英文まで盛り込んであり、すでにどれがタイトルだか見分けのつかない混乱ぶりです。アンソロジーとか、愉しむという漢字を選ぶあたり…。ろばの家で企画した初めてのグループ展とあって相当肩に力が入っていた空回り感が満載です。2回目となった昨年は『おやつの時間~ひとやすみ、ひとやすみ~』でした。…多少は肩の力が抜けてきた感じがしないでもないですね(笑)。

…でもって今年は、~あの、どうにも待ち遠しかった~と前につけちゃった。さんざんツッコんでおきながら、懲りずにまたSweet Memoryがどうちゃらとか英文もつけてみたりして(イマイチ自信がないのですがmemoryは単数形でよかったのかしら?)…。しかしこんな感じで毎年テーマを変えサブタイトルをつけていくとその内だんだんネタ切れしてきて『新・おやつの時間』とか『おやつの時間delux』などとお茶を濁したり、『本当のおやつの時間』『わたしだけのおやつの時間』など単なる言葉遊びのような苦しい展開になってきて、しまいにはちょっと休んでおいてから『帰ってきたおやつの時間』なんていうのをやってしまうかもしれません。自分の首を絞めているのでは?とも思うのですが、例によって行き当たりばったり、思いつきだけのノリで押し切ってしまうから後で赤面するような羽目になるんですよね。

でも今回は、天から降りてきたようなタイミングでこの“Sweet Memory”という言葉が浮かんできてしまったのです。そうなるともう誰にも止められないのがママろば得意の連想ゲーム。「おう、すぃ~とめ~もり~!いいじゃんいいじゃん、ドンキスミ~ベイベ~♪」っとペンギンがポロリと涙を流すところまで発展してしまうのです(わかっていただけるかな~?世代的に…)。なんのこっちゃかよくわからない長い前置きですが、まさにこの甘い想い出、これをテーマにしたかったんですよ。子供の頃、一日で何より大事なイベントだったおやつの時間。待ちきれなくてワクワク、そわそわ。そんな気持ちを思い出してもらえるような楽しい企画にしたいな~と思っているうちに前置きやらサブタイトルやら、盛り沢山になっちゃったわけです。実を言うと、ワタクシママろばにとっておやつの時間は、大人になった今でも変わらず一番楽しみな時間なんですけどね。お菓子を前に撮影などでおあずけをくらってイライラしはじめると、パパろばから「子どもか?」とツッコミが入ります。

自分が食べたいおやつを集める。そんなノリで「こんな素敵な相手とだったらさらに充実したおやつの時間が過ごせそう」というようなうつわや道具をお願いしました。日々の疲れが癒されて元気が出てくる、ゆったりとした時間。短くても、長くても、大事なのは気持ちの切り替え。そうしていつか、そんな素敵な時間を誰かと共有したことがその人にとっての甘い想い出のひとつとなり…。想像しているだけで楽しくなってきしゃいます。この企画のおやつを選択している時間も超楽しい!でも、超真剣勝負です。きっとこれもいつか、ワタシたちの想い出のひとつとなるのでしょうね。

さあて、今年もママろば、自分が食べて見たいばっかりにとんでもないお菓子を発案してしまいました。普段はちょっと手が出ないものも、年に一度のこういう特別な期間なら許されるかな、って。だって、ふっくらしたウッディファームさんの大粒ピオーネを食べていたら、ひらめいてしまったんですもの。これをアレに漬けこんで、○○○○バタサンドみたいの作ったとしたら?…ああ、ママろば天才!!アリアンナの柑橘ジャム&サバディの100%カカオの時も自分のスウィーツセンサーに惚れ惚れしましたが、今回のひらめきにも自分で感心してしまいました。そしてさらにそのスペシャルドルチェの名前が降りてきてしまった時には、鼻血が出そうなくらいコーフンしました。

そう、その名も『マルコ・デ・バタサンド』。

北海道の某お菓子メーカーからクレームが入ってしまいそうなネーミングではありますが、これ以上しっくりくる名前が浮かびません。わかる人にはすぐに通じてしまう名前なんです。その人は多分ワイン、しかもナチュラルワイン、イタリアワインが好きな人であるはず。作ってくださったのは我らがCookie.Gの須崎さん。普段お店で出しているレーズンバターサンドが、すでにものすごく美味しいのです。これ以上手を加える必要などあるのか?と背徳感に苛まれましたが、人間の業の深さを嘆くより仕方ありません。だって、レーズンですよ。バターサンドですよ。お酒に漬けるなればたどり着いてしまうでしょう?マルコ・デ・バルトリまで。イタリア、シチリア島の最西端のマルサーラ。そこに君臨する、ワイン界の世界遺産とも呼ぶべき唯一無二の存在、マルコ・デ・バルトリ。亡くなってからは生前のカリスマ性にさらに磨きがかかり、レジェンドが増えてゆくばかり。マルサーラでの彼の偉業は何ページあっても語り切れないので気になる方は輸入元ヴィナイオータさんの記事を読んでみてくださいね。ヴェッキオ・サンペーリをはじめマルコがつくるマルサーラは、この世に、いやあの世を加えてもUnico(=唯一)、まさに天上天下唯我独尊、伝説的なワインばかりなのです。他のいかなるワインも、他のいかなるお酒も、いやいかなる形態の液体であっても、彼のワインに一貫する個性、独自性を上回る存在はない。この言葉をそのままイタリア語訳してワイン好きなイタリア人に読ませたとしたら、意義なしどころか拍手喝さいを送ってくれるはず。そんなすごいワインが、この世に存在するのです。…あの独特の香り。アーモンドのような、ドライフルーツのような、ハチミツのような…グラスで楽しむのはもちろん、お料理に一滴加えるだけで圧倒的な深みを醸し出す、魔法の液体。

一滴でも劇的な違いを生むのに、やっちゃいましたよ、丸ごと一本。マルサーラヴェルジネのリゼルヴァ1988年を500ml全部使って500gのレーズンを漬け込みました。イタリアンメレンゲとバターで作る極軽のクリームに詰めて、とびきり香ばしいクッキーに挟んだら…。誤変換でたまたま出てきましたがまさに破産だわ。パソコンうまい!でもほんと、お値段だけが気になるところです。怖い(笑)!

詳しい説明は、マルコ・デ・バタサンドのページをご覧いただくとして、そんな本気のお菓子が目玉スイーツとなった2017年の『おやつの時間』。まだまだはじまったばかりです。ママろばの血糖値もテンションも、ここからは上がりっぱなしですよ~。マルコ・デ・バタサンドは販売初日でバラ売り分は完売、ギフトボックスもすでに完売してしまいました。でももう一度だけ、入荷します。数量は限られてしまいますが(どんなにがんばっても一度に72個しかできないのだそうです)…。お見逃しなく、いえ食べのがしなく!お見逃しなく、はうつわたちの方です。ただ今パパろばが鋭意撮影中。近日中にみなさんにご案内できるよう準備しております。あの、待ち遠しかったおやつの時間。待てば待つほど、楽しさも倍増すると言うじゃないですか…いえ、あの、正直に言いますと、もう少々お待ちくださいね!只今がんばってます!!

マルコ・デ・バタサンドのページはコチラ

 

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