ぜひ生で使ってみて欲しい「地あぶら」です。

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最近出会った食材の中ではもっとも楽しい発見となった、熊本の「地あぶら」。

無農薬の自社畑で栽培される菜種、無農薬国内産なたねを100%使用し、1週間もかけて古式圧搾法の一番搾りだけを使った特別な油です。かけ油として生でも食べられるので、新たな調味料として、我が家、ろばのウチで現在大活躍中です。

実はこの油屋さん、当店で取り扱う熊本県水俣町で有機・自然農法に取り組む桜野園さんとは古くからのお付き合いだそう。桜野園さんのお茶畑の中で、有機肥料を与える場合には、ここの油の搾りかすが安心だから、と分けてもらっていたために昔から行き来していたとのこと。銀座にある熊本館で開催された、桜野園さんのお茶の試飲会の帰りに物産展をあれこれ見ていて、数ある食品の中で一番気になって手に取ったのがこの油でした。物産展って、どこでも盛況で、それはそれは沢山の、いかにも特別そうな特産品が並んでいます。「元祖」「こだわりの」「だれだれさんの~」と、どれもこれも美味しそう。でも、材料を見ただけでがっかりさせられることも多く、まずは裏を見て「余計なものは使っていないか」を見てみます。そんな風にうるさくチェックしたくないけれど、仕方ないですよね。ただしそれがイコール美味しいという保証ではないから、後はひたすら試すしかありません。

けれど、この油はまずその琥珀のような美しく濃い金色に輝く液体の美しさに魅かれ、ちょっと説明を読んだだけでも、間違いない、と確信してしまいました。

それでも。。。

実際口にしてみて、予想をはるかに上回る、はっきりした違いにびっくりしてしまいました。これはもうぜひ扱いたい、と直接電話をしてみたところ桜野園さんとのつながりが分かり、ボンッ!と太鼓判を押されたような満足感です。やはり、自然に繋がっちゃうんだなあ、と、さらに嬉しくなってしまいました。ご縁、のようなものまで感じます。これまで、オリーブオイルや胡麻油では香りや後味、軽さなどを気にしていましたが、なたね油に関しては、ついニュートラルであることが前提、「クセがない」ことが最たる特徴、と割り切ってしまっていました。圧搾法で作られた国産なたね油、を使うのも、味よりは安全性によって選らんでいたような。。

ところがこのなたね油、味があるんです。そのまま舐めると甘く、ナッツのように香ばしい。でもべったりとした重さが無い。味はすごく濃いのに、ふんわりと優しい後味に包まれます。

ためしに、当店でも扱っている梶田さんの濃口醤油とこの油を半々で撹拌してみたところ、まるでニラ醤油か出汁醤油が入っているかのような、複雑な味に。乳化してとろ~っとするまでかき混ぜるのですが、それをなめた瞬間に沢山レシピが浮かんできました。単独でもおかずになってしまいそうなほどの旨味。ご飯がわさわさ進んでしまいそう。。。

この、地あぶら+醤油(出来れば良いお醤油とあわせてくださいね!)お豆腐にかけてもよし、シャキッとした新玉ねぎのスライスにたらすのでもよし、薄いお出汁で仕上げた茶碗蒸しのソースとしてかけてもよし。和のソースとしてお肉やお魚になんでも使えますが、サラダに使っていただいても、質のよさが伝わると思います。酢や砂糖を入れなくても、立派なドレッシングになってしまう。オリーブオイルや胡麻油だと、なぜかそれだけで和食の枠から出てしまいますが、風味たっぷりでも、イタリアンや中華に転ぶことなく、ふんわりと素材を包み込み旨味をとじこめてコクを出してくれるので、応用範囲が広い!お浸しやゆで野菜にかけると違いが明確ですよ。

熱したときの香りに至っては、本当になたね油なんだろうか?というようななんとも芳ばしい、食欲をそそる香りです。油を熱したときのカンカンした(ちょっと急かされるような(笑))切迫した臭いがないんです。もったいなくてまだ揚げ物にはためしたことはありませんが、さもありなん、です。ちょっと、油に対する接し方が変わってくると思います。地あぶらを最後に数滴たらすだけで、ふわっと、でもがらっと変わる。いろいろ使えますが、シンプルに味わって頂きたい一品です。

長々語ってしまいましたが、堀内製油さんの「地あぶら」「ごま油」のページはコチラです。

一般的ななたね油とは製法上どう違うのか、ということも商品ページで説明しております。

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